【徹底解説】部下面談演習の完全攻略!
1.はじめに
マネジメント試験などでも採用される部下面談演習。私も最近管理職になるための試験として実際に受けました。部下面談演習は先に紹介したインバスケット演習と一緒に行われることも多いとのことで、インバスケット演習の攻略方法を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
さて、私の会社では管理職試験が部下面談演習+役員との面接のみで、対策らしい対策ができたのは部下面談演習だけだったのですが、こちらは対策本やネット情報などが少なく、準備するのに非常に苦労しました。過去試験を受けた方に話を聞いた上で、最終的に、昇格すればすぐに元が取れると判断して人材会社が実施している数万円の面談演習セミナーに参加するなどしてひたすらに情報を集めました。
そうやって情報を集めていると、部下面談演習は「踏まなければいけないプロセス」と「触れてはいけない地雷ポイント」があり、そこを意識さえすればパスすることができる試験であることがわかってきました。今回はその進め方とポイントについて解説をしていきます。
2.部下面談演習とは
部下面談演習とは試験官とマンツーマンで行う面接のロールプレイングで、面接演習と呼ぶ場合もあります。試験官が(面倒くさくて圧が強い問題児の)部下役を演じ、こちらは上司役として予め設定された課題について部下に指示・説得をするという内容となっています。
試験は「課題把握の時間」と、「面談の時間」(私の場合は各10分)に分かれており、課題把握の時間ではA4一枚の紙に書かれた自分の置かれている状況・役職、相手の状況と改善を促したい内容を汲み取り、面談の時間で実行に移していくという流れになっています。
試験を含めて様々なシミュレーションを受けてきましたが、おおよその場合「個人成績は優秀だが協調性がない部下に対して、個人ではなくチームで成果を出すように説得する」というのがメインテーマであることが多かったです。具体的には第7章「実践問題」にも例題を載せておりますので、よろしければご確認ください。
3.参考になった書籍
攻略に向けて情報を取集するのが苦労した部下面談演習ですが、参考になった書籍もありましたので紹介します。
こちらは人材アセスメントでインバスケット演習と面接演習がセットになっていることを想定した本になっていますが、こちらの面談演習部分が具体的なケーススタディや解説が載っていて書籍の中で唯一と言っていいほど参考になりました。
世の中には様々な部下との面談術を論じた本がありますが、そのほとんどが「部下と上手くコミュニケーションを取る方法」について書いてあります。もちろん本当の部下との面談時にはそれこそが大事なのですが、部下面談演習の対策本としてはあまり参考になりませんでした。
部下面談演習はあくまで試験であり、本当の部下面談とは全く違う競技を行なっているようなものです。極端な話、本当の部下面談に正解はありませんが、面談演習には明確な正解・不正解があります。そのポイントを押さえることが大切になってきます。
ここから先は人材会社の方から聞いた話や実体験をふまえた踏み込んだ話をしていくため有料とさせていただきます。試験を通過することで昇給・昇格すればすぐに元は取れてしまうかと思いますので、将来への投資と考えて購入をご検討ください。
ここから先は
¥ 990
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?