十三夜

栗名月

今日10月21日は旧暦9月13日。十三夜だ。
「十三夜」は十五夜の次の十三夜に現れる月で
「後の月(のちの月)」と呼ばれ、十五夜の次に
美しい名月と言われている。

十三夜は栗や枝豆の収穫祝いを兼ねることから
「栗名月」や「豆名月」といも言われ、
月見にも栗や枝豆を供える習わしも残っている。
むいた栗はまさしく名月を思わせる色と形ですね。

この時期、栗を使ったスィーツが多く出回るので
そちらが気になる方も多いかと。
和菓子にしても洋菓子にしても栗は秋の味覚を
存分に発揮してくれる。

また、栗はあの形と色から金運を招くとも言われ、
また勝負運も強くするので、縁起の良い食材でも
あるんですな。
ほら「勝ち栗」という言葉があるでしょ。

話を「十三夜」に戻すと、
お月見は「中秋の名月(十五夜)」と「十三夜」
を合わせて「二夜の月(ふたよのつき)」と
いいます。

しかし何らかの理由で、片方しか月見が
できなかった場合を「片月見」といい惜しんだのです。
「二夜の月」は同じ友と月見をするのがいいとされ、
この友を「月の友」といったのです。

月見は年中できますが、いわゆる名月を愛でる月見は
この十三夜で終わりとされます。
なので、この十三夜を「名残の月」ともいいます。
十三夜を過ぎれば、季節は晩秋に向かいます。

今宵は十三夜を愛で、
その十三夜の月が西に沈み、空が月明かりを
消した頃、オリオン座流星群の流れ星を見る
ことができたら最高の気分ですね。


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