真夏の夜の夢
今日22日は二十四節気の「夏至」。
1年で一番日が長い1日である。
夏至の対面に位置する冬至と比べると
約5時間も日が長い。
その分夜が短いわけだが、ま、それはいい。
日がそれだけ長いということは、
陽のエネルギーがそれだけ充ちるとも言える。
あいにく日本はこの時季が梅雨最中なので
なかなか実感はできないのが残念なのだが。
ところで夏至と言えば『真夏の夜の夢』だ。
シェークスピアの喜劇で読まれた方も多いと思う。
この話、夏至の夜の森が舞台になっている。
北欧では夏至の日は妖精の力が一番強くなる
という言い伝えがある。
結婚話に問題を抱えた貴族の男と女はこの夜
森に入る。妖精たちは妖精たちで身内の問題を抱え、
あれこれ森の中は混乱するが…最後は祝祭へ。
ちなみに原題の“A Midsummer Night's Dream”を
『真夏の夜の夢』と訳したのは坪内逍遥である。
さて『真夏の夜の夢』と言えばもう一つ。
松任谷由実の同名の楽曲だ。
夏至の夜の妖精たちの戯れも思えば、この曲の
舞台演出もまた見方が違って見える。
梅雨だから鬱陶しくも思えるが、
今夜、恋の夢の妄想に興ずるのもいかが?
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