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今年の秋分の日は野分晴れ

今日23日は二十四節気の「秋分の日」
奇しくも野分晴れとなった。
野分は秋の風台風を言う言葉だけど、
大雨に見舞われた場所も多いし、
広範囲に及ぶ影響はまだ続いている。

幸いうどん県は大きな被害はなく、
雨もたいしたことはなかった。
風だけは結構吹いていて、野分と言っても
野を分けるほどの風ではなかった。
刈り入れ間近な稲穂も折れずに済んだ。

台風一過の空もまだ風は強く、
雲を押し流している。これが秋分の日に
重なることに何か意味めいたサインを
感じるのは勘繰りすぎか。それもこれも
行き詰まった社会を肌に感じるからか。

この野分、源氏物語にも登場する気象現象。
凄まじい野分に見舞われた都。
野分明けに光源氏は恋人たちの元へ
様子見舞いに出かける。駆けつけるのだ。
やはりモテ男は違う。(そこか ?!)

光源氏ほどではないにしろ、
災害に見舞われた地域に恋しい人が
住んでいれば、居ても立っても居られない。
それが人としての有り様と思う。物理的に
動けなくても、心構えだけは持っていたい。


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