海は天を映す鏡なり、天は海を求むものなり。

淀んだ水は 鏡を曇らせ、
広がる空も 流れる雲も
煌めく星さえも これに映せず
天は澄んだ水に 姿を映しだすもの。
曇ればそれを 見ること叶わず。

学ぼうとする 想いは
曇っていては 行く先も見えず、
淀んでいては その深さも測れず。
澄み切った水の如く 海を見渡し、
冴えた空の如く 天を仰ぎ見る。

学ぶべきは
海や天の 果てにあるものではなく、
地に立つ 足元から広がるものなり。
されど 大海の広さや天の高さを知ることで
これに得たるは 学びの道しるべなり。

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