見出し画像

掘り出し物 げっと!

昨日から隣町で「大坊市」という市が開かれている。
(江戸時代から続く由緒ある「市」である)
その催し物の中で、昨日は「もったいない市」という
地元図書館主催の市が開かれて行ってきた。

「もったいない市」とは古本の市である。
ここでは市民が要らなくなった本を図書館で集め、
欲しいという人に差し上げるというもの。
もちろん無料だ。

今年は掘り出し物を見つけた。
『梅原猛 著作集』全20巻(初版)が出ていた。
全巻ほしかったのだが、先に物色している人がいた
ので、気になる2冊をすっと手に入れてきた。

帰って中を見るとびっくり。
1983年の発行なのに、傷んでも汚れてもいなくて
カビ臭くもない。ほとんど新品状態。
おそらく前の持ち主は全集を購入したものの、
読んでいないのではないかと推察する。

都会なら古書店に全巻を持ち込めば、
それなりの値段で買い取ってくれると思われる。
しかし、田舎ではそうした古書店もないので、
このような催し物がなければ、廃品回収に
出されてしまう。誠にもったいない。

今年は歴史物が多かったが、すぐにはけたらしい。
美術全集もあったようだ。
市が開いた直後に売れたそうで見るも叶わなかった。
それでも今年はこの掘り出し物に満足。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?