縁というもの

「縁」はつながるものではなく、つなげるものなんだ。
ということを考えた。
人まかせ、運まかせで縁は然う然うつながるものではない。
縁をつなげたいという意思が行動を起こさせ、縁が生まれるのだ。
あの人と会ってみたい、話をしてみたいという想いがそうさせる。誘われたからという消極的参加であっても、そこには行くと決めた自分の小さな意思がある。小さくともその意思が大切なのだ。
それが縁を引き寄せるきっかけとなる。だから縁をつなぐことができるんだ。そして、必ずそこには「言葉」が介在する。
「言葉は思想」どんな言葉でもその人の想いが表れる。

悪縁は向こうからやってくる。それはとてもやさしい顔をして囁くように側にくる。そして色々とお膳立てをしてくれる。とても楽だ。
でも、良縁はこちらから歩み寄らなければ生まれない。それはつなげたいという内なる意思を確認する作業が必要だからだ。
悪縁は笑顔を嫌う。それは自分の微笑みが負けることを知っているからだ。笑顔は喜びの中から泉のように湧き出るものだ。小さな喜びでも笑顔は生まれる。
良縁(幸運)は笑顔が好きだ。つながれば自分にも笑顔が伝わるからだ。相手の喜びを自分の幸せと感じることができるからだ。伝わればもっと大きな喜びを招くことができる。
笑顔が拡がる場には縁(運)をつなげる言葉がいっぱいある。
それがとても嬉しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?