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時間密度

過去と未来をとらえるとき、私は時間密度を考えます。
50や60代の世代から見れば、
子どもから青年期は過去より未来のスパンが長い。
そうすると過去の思い出を振り返るより、
未来に向けて今の時間に詰め込む事柄が多くなる。
これが時間密度が濃くなることに至ります。

ところが、50や60代になると未来の時間スパンが
短くなるので、やりたいことよりやれることが
限られてくると考えるようになる。
がむしゃらに夢に向かっていた頃の詰め込みが
できなくなる。

できるだけ無駄な時間の使い方より
効率的な時間の使い方にシフトしたくなります。
(これを私は「時間消費の省エネ」と称してます。)
それで悩んでいるとやることが減ってくるので
時間密度が薄くなる。
薄くなると、時間に刻まれる出来事が浅くなるので
思い出として残りにくくなる。

結果、あれ?あの日私は何をしていたんだろう、
と思い出しにくくなります。
だから、時間密度を濃くするために、
何か一つでもがむしゃらにやれる目標を持つことが
いいのではないかと思うのです。

多少の無駄を恐れてはいけないと思います。
無駄を恐れることは行動を萎縮し、
歩みを止めることにもなるからだと思っています。


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