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年惜しむ朝

2018年も残すところ今日を入れてあと2日。
今朝は晴天の日を迎えて朝陽を迎え入れた。
わが家は母屋の玄関を開ければ
ちょうど朝陽が玄関を差し込む位置にくる。
元旦の朝陽が玄関にまっすぐ来るように
この家は設計されたような気がする。

今日は晴天、風は強いが穏やかな日だ。
天気予報では曇ったり晴れたりの様子。
それでも年越しは太陽を拝めそうだ。
空気が冷たいから余計に朝陽の温かさ、
ありがたみが全身で感じられる。爽快だ。
ここにきて寒さが強くなる冬空でも晴れは嬉しい。

年の瀬は何かと忙しいので
ゆっくり年を惜しむ時間は割けないことが多い。
今年出会ってくれた人に、行き過ぎた人、
多くの気づきや学んだことに、省みたこと。
病気も安定していて、まずは安堵したところだ。
亥年の来年に向けてこころを整えよう。

惜しむ年に感謝です。
「年惜しむ」とは「年の名残り」です。
やりきれなかったことや終えないまま年越し
というのもあるでしょう。
でもそれを悔いてはいけません。
それは「しかかり」なのだから。

「しかかり(仕掛かり)」とは未着手ではなく、
取り掛かっていること、その途中であることをいう。
完成にはまだ時間が要すること、思案することが
まだあるから仕掛かりなのだ。
しかるにでき上がるタイミングはまだ先であると
考えることが大事である。

できなかったと悔いることはこれまでの歩みを
否定することになりネガティブな感情が残る。
しかし、仕掛かりでしかるべきタイミングで
完成させることを思えば肯定的にこれまでを
捉えることができ、ポジティブな感情を抱ける。
特に、年越しにはその切り替えが肝要だ。

年の名残りは笑顔で仕掛かりに変化させる。
でも「年用意」は終えないといけませんな。


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