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[人工衛星Emmaのキセキ]第1話 コスモ女子とコスモ女子アマチュア無線クラブ


はじめに

こんにちは。
コスモ女子/コスモ女子アマチュア無線クラブのあいです。

いま、コスモ女子アマチュア無線クラブでは、2024年に人工衛星を打ち上げることを目指して活動を行っています。

日本の人工衛星の打ち上げ数は約300機(*1)で、民間の打ち上げも増えてはいますが
「女性が主体のコミュニティで」
「ほぼ全員が宇宙業界未経験のところから」
人工衛星を打ち上げた例は、おそらく国内初なのではないかと思います。

*1)経済産業省HP「宇宙開発を巡る産業の動向について

なぜ、そんなことをしようと思ったのか。
どのようにして、それを実現しようとしているのか。
それをやろうとしている、コスモ女子アマチュア無線クラブとは。

このコラムでは、そうしたことを織り交ぜながら、
人工衛星の打ち上げまでの道のりを綴っていこうと思います。

コスモ女子アマチュア無線クラブとわたし

人工衛星の話に入る前に、まずは軽く自己紹介をさせていただきます。

あらためまして、あいと申します。
現在、コスモ女子および、コスモ女子アマチュア無線クラブのメンバーとして活動をしています。

星がきれいに見える地域で育ったこともあり、
また、科学館に連れて行ってもらったり、図鑑や映画などに触れる機会があったことも影響して、
子どものころから宇宙は好きで、興味を持っていました。

夜空を見上げては
「宇宙の端はあるのかな」
「星と星の間はどうなっているんだろう」
などと考えたり、それを周りの大人に聞いているような子ども時代だったのを覚えています。

ただ、そのまま宇宙の道に進んだかというとそうではなく、
大学時代の専攻は建築科でした。

なぜかというと、大学を選ぶ際、当時の将来の夢が
・オーロラの研究者
・建築士
・考古学者
の3択だったからで、
結局その中で一番将来仕事に困らなさそうな建築を選んだのでした。

大学卒業後はそのまま設計事務所に就職し、そこからは業務に忙殺され、宇宙からはすっかり遠ざかっていました。

ひょんなことから、コスモ女子代表のゆかさん、そしてコスモ女子を運営されている株式会社Kanattaの代表取締役社長の井口さんに出会ったのは、そんなときのことでした。

お二人とも、とても情熱的でパワフルで、今取り組んでいることやその先のビジョンに向かってキラキラされているのがとても素敵で、
話しているうちにわたしも
「そういえば、自分も宇宙好きだったな」
「また何かで宇宙に触れてみたいな」
「どうせなら、あんな風にイキイキと、何か新しいチャレンジをしてみたいな」
という想いがふつふつと湧き上がってきたのを覚えています。

それがきっかけで、コスモ女子に参加しました。
参加してみると楽しくて、コスモ女子のイベントや部活動のすべてに参加しているうちに声をかけていただき、今ではコスモ女子の副代表をさせていただいています。

コスモ女子とコスモ女子アマチュア無線クラブの想い

ここで、コスモ女子についても改めてご説明します。

コスモ女子は、2020年の春に立ち上がった、
「宇宙業界へのキャリアを身近にすること」
をテーマに活動している女性中心のコミュニティです。

「宇宙に関する興味を趣味に、趣味を仕事に」
という流れを実現できるように、様々な活動に取り組んでいます。

コスモ女子の目指すビジョンは、宇宙業界でのジェンダー平等の実現です。
女性のコミュニティが「ジェンダー平等」というと、女性の権利ばかりを主張するのか?!と思われてしまうかも知れませんがそうではありません(笑)

現在、宇宙業界は女性の比率が少ないです。
女性がもっと活躍する場を実現できれば、男女関係なく、様々な人が活躍しやすくなると考えています。

そのためにコスモ女子が、宇宙業界で働きたい女性と宇宙関連企業をつなぐ架け橋になり、
「好きを仕事にすること」や「できたらいいな」を実現する場所になることを目指しています。

そのコスモ女子から発足・独立した団体が、コスモ女子アマチュア無線クラブです。
発足した詳しいいきさつは今後書いていこうと思いますが、
宇宙の専門的な知識や技術を学んできたわけでもない女性たちが主体となって人工衛星を打ち上げることを通して、
”宇宙は手の届かない遠いものではなく、チャレンジすれば誰でも近づける”
ということを伝えていきたい!
――という想いを抱き、2024年の人工衛星打ち上げを目指して活動をしています。


次回~人工衛星プロジェクトについて~

今回は、私のこと、コスモ女子とコスモ女子アマチュア無線クラブのことについてご紹介させていただきました。

次回は、どういう経緯で人工衛星を打ち上げることにつながったのか。
そのことについてお送りしたいと思います。

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