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コスモ女子アマチュア無線クラブが、宇宙科学技術連合講演会に参加しました!

私たち「コスモ女子アマチュア無線クラブ」は、「コスモ女子」から発足し独立した団体として、2024年に人工衛星を打ち上げることを目標に日々活動をしています。

未経験のところから人工衛星を打ち上げるため奮闘している私たちですが、その活動をより多くの方に知ってもらうために「第67回宇宙科学技術連合講演会」に参加してきました!

宇宙科学技術連合講演会とは?

▲ 宇宙科学連合講演会の会場前(コスモ女子アマチュア無線クラブ撮影)

宇宙科学技術連合講演会(以下、宇科連)は、日本航空宇宙学会が主催する、日本最大級の宇宙に関する講演会です。
宇宙業界の権威ある方々による特別講演や、学生から企業、団体による講演、懇親会などが開催され、一般の方でも聴講することができます。
第67回となる今回の宇科連は、富山県にて開催されました。
宇宙に関わる活動を行っていて、事前に申し込みを行った学校・企業・団体が、ポスターの展示や講演発表を行うことができます。

なぜコスモ女子アマチュア無線クラブが宇科連に?

冒頭にも書きましたが、コスモ女子アマチュア無線クラブは、2024年に人工衛星を打ち上げます。

独立元となった女性コミュニティ「コスモ女子」は ” 宇宙をより身近なものにする ” という大きな目的があります。
この人工衛星プロジェクトは、コスモ女子の活動を通じて「人工衛星を打ち上げたい!」というメンバーの想いから発足しました。

人工衛星プロジェクトを進めていく中で、みんなでひとつのものを創り上げていく楽しさ、未経験のことに挑戦する面白さを私自身が実感しました。それと同時に本当はやってみたいけど1歩踏み出すことができない人が多くいるということも知りました。

私たちの活動をより多くの方に知ってもらうことで、宇宙はもっと身近なもので、専攻や経験関係なく、未経験からでもチャレンジできるんだということを感じてもらいたい。
そして、もっと宇宙業界で活躍できる女性を増やしていけたらと思っています。
その中で、歴史のある学会で門戸も広い宇科連に参加しようということになりました。

宇科連参加までの道のり

10月に開催の宇科連に参加するためには、8月の締め切りまでに論文を提出する必要がありました。
そのためにまずは、6月の申し込み(論文概要を提出)に向けて、宇科連でどのような発表を行うか、アイディアブレストするところからスタート。

このブレスト&絞り込みに2~3週間かかりましたが、私たちコスモ女子アマチュア無線クラブのメンバーそれぞれがどんな想いで活動しているのか、宇宙業界をより盛り上げていくためにこの活動を通してできることについてまとめることになりました。

今まで宇宙分野を専攻していない・未経験の私たちが ”人工衛星を打ち上げる” ことで、宇宙へのハードルが下がり、本当はやってみたいけど踏み出せない‥という方の背中押しになると思っています。
それがきっかけで宇宙業界に進出する女性が増えれば、業界全体の発展にも貢献できると思っています。

8月の論文締め切りまでは、怒涛の2ヶ月。
宇科連に参加するメンバーは、みんな仕事や家事など両立させながら、時間をやりくりしつつ論文を作成しました。
論文作成経験があるメンバーの意見を元に、原稿の構成を検討し、そこから各章の担当を決めて、みんな手探りで書き上げました。
特に、人工衛星打ち上げについて、アマチュア無線クラブのメンバーがどのような意義を感じているか?は、他のメンバーへアンケートを取ったりしながら内容を吟味していきました。
アンケートで集まった結果を見ながら、みんなの人工衛星打ち上げに対する想いをまとめるのもかなり苦労しました。

やっとのことで論文を書き上げた後は、発表時に使用するスライド作成に取り掛かりました。
提出した論文原稿を元にとりかかりはじめたものの、論文作成で燃え尽きてしまっている人もちらほら(笑)
なかなか捗りませんでしたが、最後は気合いと根性で乗り切りました!
発表練習についても、なかなかメンバーが全員集まるタイミングが取れず、全員揃っての通し練習はできず終い・・そんなこんなで当日を迎えたのでした。

いざ当日…

▲ 講演前の集合写真(コスモ女子アマチュア無線クラブ撮影)

いよいよ宇科連の当日!

宇科連は最新の宇宙の情報を知れる・宇宙関係者とコミュニケーションが取れる場ということもあり、発表の緊張もありながらもみんなで開催地へ向かいました。

宇科連では、いくつかのホールがあり、それぞれのホールごとで同じテーマのセッションを行います。
先にいくつかのセッションを聞いてから、いざ自分たちのセッション会場につくと、ざっと300人くらい入るコンサートホールのような会場でビックリ!
会議室のような会場だけではなく、大きなホールでのセッションもありとても驚きました。

コスモ女子アマチュア無線クラブはアウトリーチ部門で参加。
仕事やプライベートの合間をぬっての準備・発表練習は、なかなか全員が揃わないなどで充分にできなかったところもありました。
ですが、日頃のミーティングやイベント運営などで司会やトークの力をつけている、本番に強いメンバーが多かったこともあり、発表もつつがなく無事に終えることができました。

質疑応答の時間も、コスモ女子アマチュア無線クラブが力を入れている「広報に力を入れているが、どんな体制なのか?効果はあるか?」「年齢層などのメンバー構成は意図したものか?」など、たくさん質問いただきました。
コスモ女子をもともとご存じの方もいて、それがとても嬉しかったです。

発表が終わった後は、私たちもそれぞれが興味のあるセッションを聞きながら、知識を深めることができました。
他の団体の発表は、宇宙教育や月極域探査機に関するものなど、幅広い知識やテーマの講演でとても勉強になりました。どの発表も熱量が伝わってきて、質疑応答も白熱している印象でした。

懇親会やランチセッションなども開催されており、学生から研究者・宇宙企業の方など様々な方と話せて情報交換ができました。

宇科連に参加してみて

今回、宇科連に参加してみた中で、宇宙の学会は新しいことを受け入れる体制があり、暖かいと感じることができました。
宇宙業界を盛り上げていきたいという想いが一緒だからでしょうか。
「コスモ女子、知ってますよ~」と仰ってくださる方も多く、私たちの活動やコミュニティの知名度が上がってきていることが知れて嬉しかったです。
そういった方々と一緒にこれからの宇宙業界を盛り上げていけると思うと、とても楽しみです!

論文をまとめていく中で、年代もバックグラウンドも違うアマチュア無線クラブのみんなが感じる「人工衛星打ち上げに対する社会的意義」についても知れたのがよかったです。
また、論文を書き上げていく中で、なぜ人工衛星を打ち上げる活動をしているのか?といった目的も、より明確にすることができました。
いろいろなことがあった今回の宇科連の参加ですが、目標に向かって一つのものを創り上げていく経験を通して、みんなの絆が強まったようにも感じます。

コスモ女子アマチュア無線クラブの活動をたくさんアピールできたかなと思います。
論文発表は初めての体験というメンバーもいたので、とても貴重な体験になりました。社会人になってから新たな挑戦ができることも、コスモ女子アマチュア無線クラブでの活動の醍醐味だと感じました。

今回、宇宙業界に関わる方ともたくさんの繋がりをつくることもできました。是非、公式Xやコスモ女子のイベントもチェックしてみてください。

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◆コスモ女子アマチュア無線クラブ 公式SNS

https://x.com/cosmogirl202301?s=20


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