SideM短歌まとめ(〜2023年)


今まで詠んだ短歌まとめ
SideMメイン+シャニのにちか1首




(舞田類/2022.11.25)
Sorry, late!  予鈴のエンジン 手を引けば
君も生徒さ ブラックホール

過去でなく 飛び込む先は今の未来!
今日から一緒にLessonだ!



(水嶋咲/2022.11.26)
ミラー越し 魔法をかけて! 弧を描く
言わせないから ミラージュなんて



(木村龍/2022.11.29)
「よかった」と俺のラッキー喜んで
背中押されて 気付く幸福



(信玄誠司/2022.11.29)
古傷を 呑んだ涙を知らずとも
迎える笑顔 しきれぬ点呼



(握野英雄/2022.11.29)
あさが
くる
のばすその手が
ひとり
でも
おんがく届け
そばにいるから

空の色 淡くそれでも消えぬまま
地平線から 届けこの歌



(佳枝篠楽玖/2023.1.27)
痛むのかい? 軋む心に膿む体
俺にも教えて その快楽(くルシみ)を

付記:鈍イ痛覚、蓄積シてこソ効果ヲ発揮すル能力、ゼんぶ、ぜンブ、たクさン学ブたメのギフと



(遠耶麻透/2023.2.1)
透りゃんせ 嘘も欺瞞も人のみ(身)を
潰すはこの眼か人の汚濁か



(七草にちかW.I.N.G読了記念/2023.2.18)
叶えって見上げた先に星はなく
遠い舞台と痛むこの足

表題:無何有を泳げ、息を吸え
付記:無何有=ユートピア。むかうへ向かう。



(木村龍誕生日2023/2023.5.5)
きり替えろ
む数の
ラッキー見逃すな
理由携え 陽はまた昇る 

動けない 声も出せない日の中で
戦うキミへ 救けに来たよ

ガーゼ裏 傷を守って燃える赤
痛みの昇華は黒マジックで

揺れ泳ぐ 滝探すよう 今は鯉
幟 昇って いつかは龍に

ダシ たまご ネギに梅干し オクラ ごま
誰とも仲良し 納豆ごはん

付記:ダシ→誠司さん、たまご→翼、ネギ→英雄さん、梅干し→咲ちゃん、オクラ→恭二、ごま→北斗のイメージ。龍と縁が深いアイドル(他にもたくさんいるけど!!)を選んであてはめてみました。



(舞田類/2023.6.6)
「全部バツ」採点ミスだよ持ってきて
today’s your fight  加点しなくちゃ

長所=なし 短所につけたチェック分
裏に返してhappyを探そう

“unique”と 俺を包んだyour word
銀河のMさえ纏えと笑う

付記:たとえば獅子座の抱える銀河
   そのうちひとつはM105



(Swing Your Leavesで10首/2023.6.7)
きっと今 君は電車に乗った頃
一時間前 緩む口元

空も樹も君を見守る 遠くから
「お待たせ」と笑う宛が僕でも

揺れる手を 楽しげな肩 抱くよりも
弱い呟き 届く距離がいい

届けたい安らぎ、感謝、溢れても
まだかなわない 君の優しさ

沈むのが早いと太陽仰いでも
夕焼け喜ぶ君が綺麗で

一言も明かしてないのにだんだんと
ふたり早まる集合時間

歓声を見上げる瞳に「乗ってみる?」
「苦手でしょう」と退く手 惹かれて

土砂降りも晴れも曇りも空の向こう
見上げる君を想うひととき

帰る背を(せめて、)と息災祈る視線
振り向く瞳に息が止まった

ひとりきり選びたい意思守るため
その背預かる大樹になりたい



(Cafè Paradeで10首/2023.6.8)
寂しさに抱えた膝の内側で
優しく血運ぶパレードでいたい

踏み出せない理解されない立ち止まる
だから見つけてもらった俺たち

いつの日かあの日の『天国』さえ包む
パレードしよう この六人で

突き詰める 支える どちらの性分も
私の輝く糧にしましょう

我が闇は孤独、絶望、死に非ず
頬堕落せし 安告(あんこく)の域

抱きしめて 君という生地 デコレーション
甘やぐ君を君に許して

押された背 無敵のあたしを飾る熱
ワンダーランドのみんなに届け!

傘たたみ 屋根に守られまず一杯
今度はあたしがサーブする番

我を抱く安寧の指、涙滴が
汝仕えし我の糧なり

パレードの終わり悲しむ君のもと
幸せ一杯(カップオブハピネス)届けに歌おう



(SideMもセーラーミズギいけます!短歌/2023.7.26)
波の白 水色佩けば 陽が照らす
ビーチの主役に 潮騒 喝采

キャスケット リボン コサージュどれにする?
目を惹くきみは マリンのセンター

「いってきます!」恥じらっていた衣装着て
衆目奪った笑顔に乾杯

涼やかに 強くかわいく 揺れる襟
魅せも見せずも自在に操れ



(舞田類誕生日2023/2023.8.8)
「変わってる」疑問で傾げていた首を
「そうでしょ」進化さ 笑って傾げる

はじまりのミスターはざまと同い年
たくさん変わって お互いS.E.Mだ

隣から「おじさん、とっくに抜かされてるよ」
九年目だって答えは「No!」だよ

enjoyのために頑張る喜びを教わったなら 次は俺から

輝いて いつか燃え尽きるとしても
君のmeteorは今なお進む

退屈も楽しみ、不快も向き合って
楽しい学びにしちゃおう 全部!

眠れずに疑問抱えて泣く君に
今夜は課外だ 一曲聴いてて

ミスターたち プロデューサーちゃん 気付いてる?
毎日くれるpowerの強さ



(水嶋咲誕生日2023/2023.8.19)
見ず仕舞う 咲きたい『大好き』その気持ち
摘み取る前に この歌届け!

いつだってとびきりかわいくいたい理由
あたしの幸せ 喜ぶひとたち

世界一かわいくなる夢見ちゃったの
今日にしたくて『あたし』になった

「水嶋さん」「咲」「サキ」「サキちゃん」嬉しくて
お返事 ラメもチークも盛っちゃう

抱きしめて「いってらっしゃい」言い合える
みんなの居場所にあたしもなりたい

恐れずに変わり続けるお互いを
大好きでいたい 十年先も



(華村翔真誕生日2023/2023.8.24)
逆境に笑みを着込んで晴れ舞台
踊り躍らせ 華ここに在り

『名脇役!』有難いけど御免だわ
視線は全部アタシのもんだ



(山下次郎誕生日2023/2023.9.1)
情熱は 絵空事じゃない 聞いててね
俺が証人第一号よ

バテバテの足腰 それでも浮かぶのは
ファンの笑顔で 笑っちゃうよね

咲いてみな 俺って花火を見たことで
蝶のはばたき 起こせてたらいい



(桜庭薫誕生日2023/2023.9.24)
進むとは振り向かないこと 決めたのに
向くまで呼ばう 君たちがいて

やるのなら完璧にやれサプライズ
鼻眼鏡ごとき控訴をするな

なぜ僕に食べ物を渡す 皿を出す
笑ってないで止めろ柏木

口遊む 歌が届いた先のこと
僕らは知らない 好きにしていい



(GIVE ME × FUSION   卯月巻緒/2023.9.9)
皿を打つ高鳴り胸に幸留め(トドメ)
背か胃(世界)へ愛は蕩け広がる

透明な羊膜巻き取り晒された
からだを今宵抱くワンホール

お辞儀のよう フォークでくるくる丁寧に
フィルムを剥いで きみとご対面



(花園百々人、傷、ダンス/2023.10.2)
「みんないい」平たい表彰 燃えるゴミ
僕ら不燃のファッシネイター



(ライブの記憶儚いな〜短歌/2023.10.22)
スタンドにマイク挿すよう手を添えて
記憶辿るのクリームソーダ



(卯月巻緒誕生日2023/2023.12.12)
契機って突然生まれるものじゃない
生地にクリームのせるみたいに



(信玄誠司誕生日2023/2023.12.24)
買い込んだ袋 笑顔を想うたび
愛おしくなる 掌の痕

月を焼く暁光 二度ない今日をゆく
導火線にはならない線路を

いたむ(痛む/悼む)こと 眠り終われて抱きしめる
晴れた夜空に 雷雨の残響

疼痛に 折りたたみ傘 確かめる
最近浮かぶ笑顔が増えた

一人には困らないから
幸せに 笑顔にしたい 悩む幸福

(もったいない)拭えぬ内心もう言わない
信に応える 守ると決めた

カバン脇ポケット 一枚 お守りの
写真はしょっちゅう新しくなり

思い立ち 綴る枚数 膨らんで
恥より伝わる奇跡が惜しい

頬を切る風 エンジン音 どうしても
声が聞こえない 憶えているのに

今は「とほ」 「う」れしい届ける支援部隊
いつか途方の先で世界は

「世界中、」なぞる想いに 並ぶ背に
鼓動する夢 届いているか