こちらは晴れ。

画像1 薔薇は花弁の縁から薄茶に、ブルーベリーはふるい落とされた実からぐずぐずに。ダリアは雨風に膝を折っても、溶けない。泥すら味方。そばの葉っぱの水玉の縁取りも、見事だ。そうなるべくしてなったとしても、いつも自然は、そこここに思いがけない驚きや笑いの気配と種を蒔いている。
画像2 熟したものから土に還る。ヒイラギはそっと両端を指で挟んで、ふう〜ッ。よくこの葉で遊んだもんだ。グミやユスラウメ、田んぼの畦を歩きながら(今やると怒られるね)、通り道の木の実を山探検の動力にしていた。何十年ぶりに食べたけれど、ヒイラギはおすすめしない。熟れても、青くて酸っぱくて少しだけ苦い。サラダとか生のソースにちょっと入れるといいかもしれない。
画像3 やあ。そばで雨露が、チカチカ。目は細くなって、わたしも全身でチカチカする。
画像4 珍しく雲が開いている。久しぶりの青と白と緑。くっきりとした影。さてさて、出てくるか。

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