ちょっと、ひと息。 16 mei 2017年6月18日 23:09 ちょっと来ないうちに重機が浜と海で鈍い音を上げていた。なんだジェットスキーにシーカヤック、サーフィンやら、人が増えた。水彩画の年配の方々もカメラを島に向け、つと筆を動かしている。白髪の男性が100メートル向こうの高台で、大きな捕虫網をひらめかせている。あちこちで好きがうなり立てている。 打ち上げられるものは大きな重量級に。ここは頭上の風穴のアーチ部が崩落していた。 なんだ。フナムシが巨大化した上に増殖した。相変わらず速い。ヤモリの逃げ足に匹敵する慌ただしさ。 亀の手もフジツボも、タニシみたいなのも、魚も、どーんと増えたじゃないか。なんだ?この勢いは。 波でびっちゃんこになった靴が、あっちゅうまに乾いた。夏が早足で駆けてくる。朝な夕な、草刈りやっても追いつけない。お願いだから、ちょっと足踏みして、どこかへ寄り道してほしい。 16 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート