ハシリの蝉の気配と午前の青空と。

画像1 主人のいない犬小屋。まだ羽のない子カマキリ。ときおり鎌を曲げ伸ばし、左右に体を振りながら、素早くトタンを走り抜け、次の草むらへ向かう。
画像2 この身体のひねり。見てるとにんげんと虫の差がよく分からなくなる。
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画像4 この眼を借りて、見てみたい。体長3センチで30倍の高さから飛び降りるとか、小川の流れはどんなだか、食欲が湧いたとき景色も違うのか。いろいろ、あれこれ。
画像5 ちょっと迷惑そうにサッと草に降り立つと、重なる緑と枯れ茶の隙間に消えた。…このガリバー、一応存在を認識はしてもらったんだろうな。どうなんだ。わたしという体積はキミにはどう感じられたんだ?

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