日暮れて、いやます蛙の声。順々に田んぼが空を映していく。昔は、鯉の稚魚を放すところもあったとか。ぬるい田水を掬った掌をくすぐるおたまじゃくし。あれが赤や黒やのだんだら模様で踊っていたのか。もう10年以上、田んぼに入ってないや。蛍や蓮より近くて遠い、近づきたいたのし苦しの田の仕事。
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