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2014年に、遺書。

いろんな場所に行った。

横浜・横須賀、静岡、盛岡、愛媛。東京も3回くらい。
それからU-30まちづくり会議(テキトーな略し方)、居留地まつり、刈水デザインマーケット、ひとやすみ書店とかドリプラとか、AR作製教室なんてのにも行った。うちの子たちと、いっぱいイベントした。二胡体験にも行ったなぁ。BUMPのドキュメンタリーも見に行った。L festa最高だった。

それでいろんなものを見た。いろんな人に会った。いろんなことを考えた。いろんなふうに、心が動いた。

それじゃあ この一年は密度が高かったでしょ、充実してたでしょ、と言われる。
うん、充実してた。すごく遠くのものが、僕の中に ぎゅっと座っているのに やっと気付いた。

でもこの一年が特別充実してたかっていわれると、それはよく分からない。
引きこもっていた2010年と、この盛りだくさんな2014年の違いが見つけられない。
僕は今以外が全部一緒なので、過ぎたもののことは なんだかうまく判別できないのだ。全部おんなじ色に見える。

今以外、が全部一緒だから、僕にとっては、未来もおんなじ。
過去も未来も変わらない。それがいいことなのか悪いことなのかは、まだ分かんない。


それでも少しだけ、未来が楽しくなりそうな気がしたよ。


そう思ってても、今 死んだって心残りはないなって。相変わらず思ってる。

心残り、ないよ。
だって いっつも君がいるから。
だって いっつも、僕といてくれるから。
その過去は なくならないから。

「サトルがいなくなったって、僕は何も失くさない。サトルと過ごした年月が増えるだけだ」
みたいなことを、ナナが言ってた。その通りなんだ。それだけのことなんだ。だから平気。怖くない。

いつか僕は、君を失くすよ。
いつか君は、僕を失くすよ。

だけど何にも、なくならないよ。
だから大丈夫。今すぐ死んでも、きっと大丈夫。


大事なものが増えました。
大事な人が増えました。
大事な想いが増えました。
大事な気持ちが増えました。

僕がすこし、大事になりました。


こうなるまでに、たくさん間違いました。
たくさん失敗しました。
誰かや自分を追い詰めたり、怒らせたり、泣かせたりして、相変わらず傷だらけの僕です。
でも何年か前に、書いたのです。
「傷だらけでも、血塗れでも、
 この体をキャンバスに、絵を描いたって言い張ってやる」
って。
「だって芸術ってそういうものでしょう」って。
傷だらけで瞬きをする、って。

今また、そこに戻ってきました。
遠くを巡って、あちらこちらの のち、いちばん内側へ帰ってきました。
ここが僕の場所。僕のいたい場所。

僕は27歳になりました。
きっと28歳にもなります。
待ち侘びていたOrbital Periodに、やっと巡り会えます。

きっと生まれ変わりはしません。
びっくりするくらい変わらない僕ですから、きっと、そうそう変わりやしません。
だけどきっと、何かを変えられる。
これから僕は、僕の何かを変えられる。

変えていくんだ。もっと。もっと。
僕はもっと、僕になる。

まだ遠くに行くと思います。
だけども僕は、ここにいます。
どこにもいかないよ。ずっと ここにいるよ。
そのために、変わるんだ。そのために、変わらないんだ。


ありがとう、傍にいてくれて。
もすこし見ててね。どうか傍に、いてね。

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