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人間万能仮説

人はもともとなんでもできる
人間万能仮説を唱える前野隆司さん。

「無意識の力を伸ばす8つの講義」という本で
人間が無力感を学習したことを
述べています。

この、学習性無力感。
学んだつもりがないのに身についているという
厄介な病理ですし、
世界の諸問題が共通して内包し
また、学習性無力感によって問題が
解決されにくくなるという
循環ができているように感じます。

さて。
この本の序盤で
『AIに対抗できる能力とは何か?』という
テーマが登場し、シンギュラリティ
がらみの論が展開。

人工知能が人間の能力を超える日。
その日を越えると
人はどうなっていくのでしょう?

前野さんは2つの極端なシナリオを
提示します。

ひとつは、最悪な未来。
仕事をAIロボットに奪取され
人々が貧困にあえぐ社会。

もうひとつは、人間が労働から解放されて
自由な時間を謳歌する世界の実現。
エネルギーや情報なども無料化、そして
利益をみんなでシェアする幸せな社会が
訪れる。

(おまけのプラス1、シナリオも本の中で
描かれています)

はやければ、あと10年くらいで
来るかもしれないシンギュラリティ。
その日はやってこないという科学者も
いますが、時期は不明確であっても
私は“その日” が意外と早くやってくるのでは
と感じています。

もし。
人間はもともと万能の存在だとしたら。
人間万能仮説が正しい、としたら。

今すぐにでも
本来の能力を取り戻すリハビリ
学習性無力感を消去するという
逆戻しの学習をスタートすべきでは
ないでしょうか。

AIと共存する未来にむけて。
そして、今日からでも。

よりよく生きる人間であるため。

※以下、『無意識の力を伸ばす8つの講義』
本のカバーを転載。

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