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インドで見てきたこと

2022年2月にインドに旅行し、1ヶ月間ヨガのアシュラムと呼ばれるヨガ修練場に滞在しました。


コロナ期間中で1ヶ月間だけのVisaがおりましたが、
本当は、2ヶ月滞在する予定でした。


あの場所で、初めて会ったインド人やアメリカ人と寝食を共にして友人となった人たちと、もっと一緒に居たかったなあ。


インド滞在中は、ヨガ以外に
ヒンズー教徒のシバ神を祀るお祭りに参加したり、
野良牛が寝転がっている道路沿いのレストランで、
毎夜、ベジタリアン、ヴィーガン料理を食べていました。


アシュラム近くのレストランの厨房を覗かせてもらったことがあったのですが、歴史資料館で見るような、中世どころかもっと古い時代の台所といった感じの場所でした。
そこは、廃材を利用したレストラン。


照明や棚、まな板からテーブルや家具まで使われなくなったものを利用していました。
お店は小高い山にポツンとあり、扉も窓ガラスもない、がらんと古代神殿の跡地のような場所。
四方八方、大きくくり抜かれた壁から光と外気が差し込んできて、
照明をつけてなくても明るい。


よく見ると、店内に解体された自転車の車輪部分に手を加えて、
壁かけアートのように飾られていたり、
お皿を照明のかさに使っていました。


使われていたときの物に別の角度から光を当て
用途をきちんと分けて、新たに命を与える。
どんな状況でも「なんとかする」精神が見え隠れする。
思えば、あれがインド人のジュガードだったのかもしれない(?!)


一見乏しい台所から、
おいしいカレーやナン、チャイやフルーツパフェが出てくるのがじつに不思議でした。


インドでは、ヒマラヤを望む高い山の上のお寺までバスで登り、日の出を見たり、美しい風景も目にしました。
おいしい思い出もたくさん。


私にとって、見えない世界への関心を持つきっかけをもらったのが、インドでした。インドにはちゃんと恩返ししたいです。

世の中でよく言われている事で、「本当だ」と実感できることは、
それほど多くないと思うわけですが、
「インドに行って人生変わった!」は、泣けてくるほど、本当です。




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