元彼のトイレにあったエロ本をビリビリに破ってやった日(コスマニ24歳)
深夜2時酒に酔いベロベロになりながらブログを書く。
今日は6月2日、私たちの3年と半年記念日だ。歴代最長彼氏である。私、ゆうくん、おめでとう。
もはや記念日は私たちにとって日常と化しており何か特別なことをするわけではない。
特にプレゼントも用意することもなければ、昔のように花束をくれるようなこともしない。
別にいい。
私たちの記念日が当たり前に来ることが幸せなことだし。
おばあちゃんもお爺ちゃんの月命日に毎月御墓参りして墓磨いてるかといったら多分違うだろうし。(いや、してそうやな。)
1ヶ月ぶりにゆうくんの家に行った。特に記念日だから気にして大阪に行ったという訳ではないが、タイミングが合って、とりあえず今ゆうくんの家にいる。
振り返ろう、三年半年前の今日、
私はゆうくんに「遅れてごめんね、愛してる」というくさすぎる言葉と共に花束を貰った。
遅れてごめんねの意味は、友達以上恋人未満の時期が続いててふわっとしてた関係性だったからだと思う。
その時はこんなに続くなんて思ってもなかったし、
まぁかっこいいし、可愛いし、まぁ好きっちゃ好きだし、独り寂しいしと思って承諾した。
大好きでたまらない。
私が持ってないものを全て持ってる。
いつでもポジティブなところが好き。
論理的で冷静で頭がいいところも好き、
情に厚くて周りの人を大事にしているところも好き。
話を聞いてくれてちゃんと怒ってくれるところも好き。
最近本当に太ってきて心配だけど昔はビジュアルもよかった。
インドアの人だから無理に出かけようとしないところも私とあってる。
浮気まがいなことをされたのに今だに付き合ってるのはよっぽどゆうくんが好きなんだろう。
付き合い始めの頃はここまでゆうくんの魅力に生き埋めにされるとは思ってもみなかった。
さて本題に入ろうか。
ゆうくん家に着きました。トイレに行きました。そこには一冊の雑誌が置いてありました。
そうです、エロ本です。
別にいいけど一瞬悲しくなりました。別にいいけど。
久しぶりに会ったので、飲みに行きました。
久しぶりにゆうくんと美味しいご飯と、お酒を嗜むことが嬉しくてウーロンハイが進みすぎた。
案の定気持ち悪くなって家に着いたらトイレにこもってしまい、ゆうくんは気づいたらソファで寝てて。
何故か独りでμ’sのススメ→トゥモロウの
「だって可能性感じたんだそうさススメ!後悔したくない 目の前に僕らの道がある」の部分を歌いながら、泣きながら吐いてた。
ふと目につくエロ本。
こいつはこれを見てここでそういうことをしてんのか、
いや、私来るんだたったら隠せよ。て思ったし、
いや待て、ここにあるってことは私が今日来るってわかった上で、
特に何の我慢もすることもなく、直近でそういうことをそのエロ本を用いてした可能性があるってことか。
と考えてたらクッソむかついて、気がついたら雑誌を破り始めてた。
特に巨乳のページはおっぱいが見えなくなるまで粉々に引き裂いてやったし、
意識が朦朧としながらも、雑誌の中の裸体の女たちに唾はいた。
写真じゃなくてエロ漫画のページももれなく破ってやった。
新宿のメンヘラ殺人事件を思い出す。
「好きで好きで仕方なくて殺した。」
犯罪だし擁護する気は毛頭ないが、
「あーーーこの今の感情が止まらなくなった果てにそういうことになってしまうのかも」と感じた。
私はそのエロ本を見て、
「おい、お前の女は私だけじゃないのか?私だけのゆうくんじゃないのか?」
「いつか雑誌に載ってるような女と浮気して私のことポイッてするんじゃないか?」
「現時点でゆうくんの一番はきっと私だからそのまま1番でいたい。殺しちゃえば、ゆうくんの中で私が最後の女になるってことか、それならいっそ。。」
っていう思考回路!!!て妙に納得したけど、
その思考回路を思いついた自分は予備軍なのかもしれないと思って急に怖くなって目冷めた。
断言するが私はゆうくんを刺したいなんて思わないから大丈夫。
そこまで馬鹿じゃない。ただ、そこまで人を愛せるのは凄いことだし羨ましいと思った。
ゆうくんは今もいびきをかいて寝ている。
朝起きてシュレッダー並みに細断されたエロ本を見て彼は何を想うだろうか。
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