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自主制作映画監督ドキュメント3

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「50代からの創作の意味」

53歳になって、創作を始めるって、なんか早期リタイアした人の優雅な趣味のはじまりーって、捕らえられそうですが、全く逆なんです。

自分の立ち位置を確保したいって感じでしょうか。

今、60歳が視野に入ってくると、そのあとは「シニア」で一括りにされてしまう世界がありますよね。個人差はたくさんあるのに、日本では、まだそのライフスタイルが曖昧です。人口がもうシニアの方が多い割には、その世代がどういうように生活していけばいいか、っていうのは意外と考えられていない。

年金で生活は出来ないし、結局、設定されている定年を過ぎても、
なんらかの稼ぎ口を探さなければいけないのが現実です。
ちょっと体調でも崩そうものなら、病院に行かされ、通院を余儀なくされるか、
下手すると施設に入るのを勧められる。

まあ、なんというか、この先「あんまり楽しくなさそうだなあ」と思うのです。

でも、一方では、創作をしたり、発信をしたりすることで、
今までの価値観を超越した「仕事」も出てきています。
いわゆるユーチューバーとか、配信のライバーとか、NFTで絵とかを出品しているような方々です。高齢者のYouTubeはもう珍しく無いし、ライバーもちらほらいらっしゃいますよね。NFTも、これから伸びていく気がしますね。

ネットは、いろんな可能性を飛躍的に広げ続けていますが、
発信さえすれば、何歳になっても可能性があることが実証されています。
年金とかNIISAとかに頼らず、自分のオリジナリティ次第で、
老後を楽しむか・苦しむか分かれ道になると思います。

だから、創作活動の足場を今から、自分たちで作っていきたいのです。
映画は、たくさんの人が関わるメディアなので、映画制作をどんどん作れる環境が出来れば、そこに、たくさんの人が関われる「受け皿」が出来るはずです。

問題は、その活動の場のお金をどう循環させるかですが、クラウドファンシング的に工夫出来るものが、ネットの中にあるはずなので、なんとか、うまく利用していきたいです。

ただ、最初の話に戻ると、
53歳からの創作って、今現在の環境では、とても厳しいです。
新人というのは、大体、若い人が応募するものなので、
50代が応募できるものは限られています。
創作に関しては、若者に甘いよなー。

最初に、実績がないのは、誰でも一緒のはずなのに、
若くないと、なんだかやりにくく感じます。

50代前後の人が活躍するストーリーも少ないですよね。
主人公が50代は、なかなかいない。いても古かったり、暗かったり…。
(でも、漫画で60以上の主人公が増えて来たのは素晴らしい!!)

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昔に比べて、年齢の差はないし、元気なんですが、
この年代がハマる「受け皿」って難しいですね。
映画賞でも、若者と並んで、女性部門とかシニア部門を設定してほしい。

金も仕事も乏しい50代でも、何か応募出来るものがあれば、教えてほしいです。
昔に比べて、50代は、資産が貯めにくくなっているし、金利もない。
昭和のように、年功序列でちゃんちゃん給料が増えていったり、
年上が、より多くギャラを貰えるということもなくなったので、
みんなのイメージと違って、結構大変なのです。

だから、今回の映画を作る意味っていうのは、
アラフィフ世代も、本気でやればこういう映画を作れるんだよ。
創作って楽しいよ!

って下の世代に見てもらったり、同年代でも、もっと創作を諦めていた人に、
復活してほしいのです。遊び心を思い出して欲しいのです。

今、年齢が多いのは、シニア。そのシニアに向かって、なにか創作活動を支援するビジネスをすれば、もっと、お金も回っていくでしょう。若者は、人口が少ないのに、いつまで経っても、企画のビジョンは、若者寄り。
もっと、現実見れば、若者を楽しませるよりも、高齢の人を楽しませた方が、実があることも出来るんだけどなー。

とにかく、オレたちの活動を見てほしいです。
これから、頑張ってメイキングも出していくので、
興味をもってもらえると幸いです。

カシオペア座


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