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ミニ四駆修行日記 vol.1

タミヤプラモデルファクトリー新橋店には、MYミニ四駆を持っていけば自由に走らせることができるコースがあると聞き、勝手に「師匠」と呼ばせていただいているお二人について行ってきました。これは、ミニ四駆初心者であるシモキタFABコーサク室スタッフの修行記録です。

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受付を済ませて、2階へ。最初に目に飛び込んで来たのは部屋いっぱいのコース。うぉー!!! 5レーン、でかっ! 圧倒されつつも、MYミニ四駆・くまモンバージョンを初出走。が、遅い。しかも、何やらパーツが飛んだ!

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フロント部分にある丸いパーツが、ネジ留めが甘かったのか、飛びました。「ミニ四駆はタイヤで走るというより壁を走るんですよ。この部分は壁に当たるところです」と教えてもらい、だからこの形状なのか、と納得。

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「このサイズに入ればいいんです。ほら、左右にまだ余裕があるでしょう。コース幅に近い幅にシャーシを改造することで、壁をつたいやすくコースアウトしにくくなったりします」と師匠。そうなのかー。

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スピードも遅いので、モーターを変えることにしました。実は、組み立てキットに付属していたモーターから一度取り替えたのですが、走行途中で何度も止まってしまいます。「どうしてかなぁ」と悩んでいたら、すごいスピードで走らせていた方が「電池の接触が悪い感じがしますね。ちょっと見てみましょうか」と声をかけてくださったのです。やさしい、ありがたい。

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「ここですね。この金具をちょっと曲げて、と。ぎゅっと電池を圧着させるために、ブレーキゴムを挟んだりするんですよ」なるほどー。経験を惜しげもなく見知らぬ自分にシェアくださるミニ四駆先輩。「おお、くまモンバージョンですね。限定で手に入らなくなって、話題になりましたよ」そうだったんですね! ここにいるのは見ず知らずの方々ですが、ミニ四駆を同じコースで走らせているからか、勝手に親近感をもってしまいます。

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師匠からも、次々とアドバイスが飛んできます。
「電池を換えましょう」
コンビニの電池じゃダメだった・・・。
「タイヤも、ほら、ボコッとしてますね。こういうのもスピードを落とす原因になります」
あとから師匠のミニ四駆のタイヤを触らせてもらったら、超スムースでびっくり。旋盤で磨いたそうです。さすが徹底したこだわりです。
「電池を抑えるパーツ、ここパカパカしちゃうときは、紙を挟むとしっかりホールドできるんです」
さりげなく経験をシェアしてくださる師匠ですが、師匠もここで、同じくコースを走らせていた先輩に教えていただいたそうです。ミニ四駆を楽しむ人同士の経験シェア、ちょっとあったかい気持ちになります。
「グリスもしっかり塗っておきましょう。多いかなと思っても、溶けるので大丈夫です」
細かなところまで丁寧に教えてくださる師匠、ありがとうございます! 不器用ながら、工具を握りしめて必死で頑張りました。

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先輩と師匠のアドバイスで整備を重ねた結果、最初の走りとはうってかわって、スムースかつスピードも出てきました!

そして、地下の売り場に走ってコースアウトを防ぐためのシャーシ改造のパーツセットとブレーキセットを購入。改造に取り組もうとしたところで、閉店タイムとなり、次までの宿題に。

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ここを訪れた翌日(4/23)には「ミニ四駆ジャパンカップ 静岡大会EX」が開催されるそうです。そのコースを見ていたら、様々な難所があります。「それぞれのポイントに合ったような改造ってどうやるんだろう? ピットインとかなさそうだし」と疑問を持ちました。師匠にお聞きしたかったのですが、まだ自分の力量では教えを理解するのも難しそうで、もう少し修行を積んでから改めてお聞きしてみようと思います。

ふりかえって

「おもしろい」の一言に尽きます。図面とにらめっこしながら、わからないなりにも構造とその意味を考えつつ手を動かす。ちょっとした工夫やほんの些細なことに見えても雑に作業をせず丁寧に触って仕上げていく。そういったことの積み重ねで、スピードが出るようになったり動作音が安定したり、目に見えて成果がわかる。満足度フルマックスです。嬉しいと同時に、もっとスピードをあげるとか、次のステップを目指したくなる気持ちが出てきました。プラモデルも作ったことがなかったのに、自分でもびっくりです。師匠、またご一緒させてください!

修行の背景

コーサク室には、まだ機材も何もない時からミニ四駆の2レーンコースがありました。それを見て小さく興奮しつつ「実家からミニ四駆持って来ます!」という人や、ご近所のプラモ屋さんへミニ四駆を買いに走った人もいました。そんなに楽しいならぜひコーサク室で遊んでいただきたいと、昨年は「ミニ四駆で遊ぶ会」を開催し、作ったり語ったり走らせたりしました。

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「もっと楽しんでもらうにはどうしたらいいでしょう?」
遊ぶ会に来てくれた詳しい方(=師匠)に、スタッフからお声がけをしました。そこでいただいたアドバイスは次のとおり。

・ミニ四駆好きと言っても、いろんな人がいます。改造して走りを楽しむ人、デザインに凝る人、コースを作る人・・・。
・何より、まず、スタッフ自身がミニ四駆の魅力をもっと知りましょう。
・それには、新橋のタミヤプラモデルファクトリーに行くことです! 自分のミニ四駆と楽しむ心構えを持って行きましょう!

こうして、シモキタFABコーサク室スタッフのミニ四駆修行は始まりました。いつの日かコーサク室全部を使ってオリジナルコースを作り「ミニ四駆CO-SAKU谷カップ」を開催したい。オリジナルデザインの車体も作ってみたい。そんな夢に向かって、修行を続けます。師匠、これからもどうぞよろしくお願いします!

▼ミニ四駆で遊ぶ会、コーサク室でほぼ毎月開催しています。夕方からの時間なので、お仕事後にどうぞ駆けつけてください。親子参加も大歓迎です!


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