9月9日は重陽の日

9月9日は五節句 の一つ
【 重陽の節句 】です。

古来中国の陰陽から
奇数は良いことを表す『陽数』と考え
陽数の中で最も大きい数
『9』が重なる日を【 重陽の節句 】と定め、不老長寿や繁栄を願うようになりました。

陽数が重なる日はめでたい反面
不吉なことが起こる…😱とも考えられ、
邪気祓いをしたことが始まりです。

菊湯、菊酒、菊枕・・・
菊を様々なお祝いに用いて長寿を願うことから
別名「 菊の節供 」とも呼ばれています。

『菊』というとお仏壇やお墓参りのお花のイメージが強く
あまり良いイメージがわかないのではないかと思うのですが
実は…
菊は長寿をもたらすおめでたい花で強い香りで邪気を祓うとされてきました。

各地で「菊花展」が開催されているように
その美しい姿を観て楽しむ風習は、
平安時代初期に貴族の宮中行事として取り入れられ
中国から伝来したばかりの珍しい菊を眺めながら「菊酒」を飲む華やかな
「菊花の宴」が行われていました。

現在では、カラフルな西洋菊など、可愛らしい種類も多くなりましたので
お部屋に飾っても仏壇感はありません(^_^;)
菊を見ながら、季節の食材をいただき、深まっていく秋を楽しんでいただくのも良いかもしれません😊

四季折々、年中行事など後世に語り次いで伝えてゆきたいことが多くあります。
年末の過ごし方、新年の迎え方
その一つ一つも意味のあること。

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