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「デザイン経営2019」に参加して

ロフトワーク主催の「デザイン経営2019」に参加。日本各地から想いを持ってなおかつ行動に移している人たちが官民問わず集まっていて、交流も含めてその冷静で地に足についた熱さが心地よかった。

特に仮面をかぶって妖怪になりきり、匿名でグループに分かれて本音を引き出して課題の解決策を考えていくワークでは、たまたま相棒になった方から「色んな活動や知見を持っているから、それぞれの場で出会った人との会話などを記録して発信していき、◯◯の発信王になると良いのでは」というアドバイスをいただき、まさに図星だった。
今月の株主総会でも恩師かつ株主の同志社大学ビジネススクール元教授の大久保先生から「発信をしないのは、謙虚ではなく『臆病』というんですよ」という言葉をいただいたところだったので、改めて自戒。(ということで今日は早速発信)

セッションでは、A.T.カーニーの梅澤さん(生声聞いたのはグロービス時代の10年前以来w)とロフトワーク林さんの締めでの梅澤さんの「文化として組織に定着させられてこそ」、キーノートでのJINSの田中社長の「ビジョンは経営者の生き様、あり方」という言葉が印象的だった。

デザイン経営」を文化として定着させる取り組みを経営者はしていくことの重要性も感じたが、さらに言えば個人的には「デザイン」とは「常に本質を客観的に見直し、変わり続けていくこと」と考えているので、そのように変わり続けていくことも含めて文化として定着させることが重要であると感じた。
さもないと、せっかく組織改革を促進しても、その文化が新たな既成概念や変えてはいけないものとして次の改革を阻害してしまうからだ。偉大な創業者の言葉を金科玉条として盲目的に守り続けて失敗する組織と同じである。その言葉の本来の意味を時代に合わせてアップデートし続けることが大事なのだ。

なにかを決めた時から陳腐化はスタートする。終わりではない。

「デザイン」の意味も今後も変わり続けていくだろう。

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