フリーでインテリアスタイリストをはじめた話③_独立前夜のわたしとKALDI
仕事を辞め、やることもお金も体力もない私😂
体力が無いので(2,3時間で電池が切れて寝てしまう)ハッキリ起きていられる時間が短かったせいか、このころの記憶が薄いです。
遠くにはいけないので、通院したり近所の公園を散歩してぼーっとしたりしていた。
唯一のタスクは仕事に出てるパートナー(今の夫)の夕食をつくること。
夕食の買い物ついでにKALDIに寄るのが日課になっていました。
当時のわたしにとって、KALDIに並んでるのは高級食材ばかり。
予算的に買えない。
だけど、以前の(買えていた時の)ような気持ちで店内を見回し、
配っている無料コーヒーを「ありがとう」と言って受け取る。
この日はじめて外で話した一言かも、、と思いつつ、
その瞬間だけ、
まるで仕事をしている時の自分、社会の歯車に戻れたような気分を味わうのです。
( KALDIさんごめんなさい )
毎日通っているおばあちゃんもいて、この人も同じ感じなのかな?と思ったり。
仕事を辞めると社会との接点が無くなります。
コレは子育てをはじめたばかりのママになった友達から聞いたセリフでした。
子供もいないし結婚もしていない私は、ふわふわとした生活をしていました。もし昼から呑んだくれても誰にも怒られない。社会との接点が途切れ、自分の生きる方向性や存在意義が見えなくなっていました。
そんな日々を過ごしていたのですが、
会社員時代から個人宛に仕事を頼まれることがちょくちょくあり、
辞めてからも体調不良を知らない人達からご連絡を頂いていました。
いくつかお断りした話もあったのですが、小さめなお仕事もあってお手伝い出来ることがあるなら、、と、インテリアコーディネートの依頼を受けました。
最初は軽いお手伝いのつもりで関わったのですが、もう一度社会と関わることができた、こんなわたしでも誰かの役に立てた!という喜びを感じました。
「誰かの役に立てる」ということはとても幸せなことで、この気持ちは今も仕事をするにあたって大切にしています。
勤めに出られないけど、何かしら仕事はしなくてはいけない。
当時、インテリアの仕事はもう体力的に難しいかもしれない、と考えて時給千円のバイトを探していました。
でもインテリアコーディネートの仕事をしたことで、「私にはやはりこれしかない、今までの経験を生かす方法を考えよう」と改めて思いました。
経験がある仕事をする事で、限りある時間のなかで最大の収益が得られる=自分の力で最大限に人の役にたてる、ということがわかったのです。
まわりからすると当たり前の事かもしれませんが、この時の自分は一度倒れたことで自信を無くしていて、それが見えていませんでした。
体力的な不安からガッツリ本腰で一人でやる自信もなく、、ちょこっと独立みたいなことって出来るのかな、と思い始めたとき。
トニカク何かしなければと思った私は日課のKALDIコーヒーの前後に、区で行われている税理士さんの無料独立相談を予約していました。
(独立?がよぎり始めたわたしを後押ししてくれた言葉とは、、つづく)
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