【アクアナレッジ】赤斑病の治療

金魚が赤斑病になったので、その時私が実施した治療について記載します。
同様の病気で困っている方への参考になればと思います。

■赤斑病(セキハンビョウ)とは

飼育している魚の体表に、血のような赤い斑点が表れる。
※濃い体色の魚であれば、黒っぽいアザのようにも見える。
これが「赤斑病」という病気の特徴で、細菌の特徴から「運動性エロモナス症」とも呼ばれることもある。

■発病

ある日、水槽を見ていると1匹の金魚の体表(お尻に近い部分)に血のような赤い斑点が見られた。
水質悪化が原因と考え、プラケースにカルキ抜きした水を入れて
対象の1匹を隔離した。
その後、少量の塩を入れて、体力を維持するため、少しの餌を与えた。

■2日目

赤い斑点がお尻付近から全体に広がっていった。(悪化している…)
餌を与えたのが悪かった様だ。以降は餌を与えずフンがあればすぐに取り除いた。
また、塩量も適切ではなかった。(少なすぎた…)
塩分濃度が0.5%になるようにシッカリと計量してプラケース内で塩水浴させる。
塩と水の量の計算などはコチラ↓のサイトで計算しました。


■3~5日目

毎日、餌を与えず、塩水を交換し、プラケース内のゴミは気付いたら除去した。その結果、5日目には体表の赤い斑点が徐々に消えていった。
また、黄色く透明なフンを出した。(コレは餌を食べてない時の金魚のフンらしく、問題はないらしい)
※ここは、金魚の体調によってはもう少し長引く可能性もある。

■6~7日目

完全に斑点が無くなった。
ここからは、プラケースから塩水を抜いて
元の水槽水をプラケースに移す
この方法を繰り返し、完治した金魚の水合わせを実施していった。

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