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能登地震と宇宙測地(1月第1週)

 毎週土曜、シニアの皆さんを対象にZOOMを通じて、時事ニュースや科学ニュース解説を行っています。そこで扱った話題をダイジェストでご紹介します。
 1月第1週は「能登地震と宇宙測地」でした。
(標題写真:地震で壊れた時計 出典:公立能登総合病院)

1)地殻変動の第1報

 国土地理院はその日のうちに電子基準点の変位(地殻変動量)を公表しました。

出典:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/common/000253916.pdf

2)翌日の第2報

翌日の第2報では数値が0.1cm単位に更新されました。

出典:国土地理院 https://www.gsi.go.jp/common/000253944.pdf

3)REGARDというシステム

 日本の地殻変動を常時把握するREGARDというシステムが2016年から稼働しています。

 世界から集まってくるGNSS観測データを使って、衛星の軌道情報などをより正確に把握し再解析することで、精度が向上します。

4)輪島沖の船舶・艦船

 GNSS位置情報を使うAISで、輪島沖にどのような船舶がいるかを知ることもできます。揚陸艇の輸送艦やケーブル敷設船が配置されていました。
https://www.marinetraffic.com/jp/ais/home/centerx:137.1/centery:37.5/zoom:11

https://www.nttwem.co.jp/ship/kizuna/

5)七尾市の拠点病院では断水

 深刻な被災地の「入り口」、能登の門番とも言われる七尾市の拠点病院のようすです。


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