安田さんと戦争裁判

安田さんのニュースを見て、安田さんとは関係なく知人の祖父の話を思い出した。

1946年に太平洋戦争で南方に出兵した知人の祖父はイギリス管轄の戦争裁判で死刑判決を受けた。

その後、減刑され終身刑となり、さらに懲役15年となった、その後に日本に帰国した。

帰国した後は親族全員が周囲から「犯罪者」「自分だけ生き残ってきた」「どんな手を使ったんだ」「卑怯者」「非国民」「帰ってこなければ良かったのに」「今からでも自死しろ」などと蔑まされて、ずっと肩身の狭い思いをしたそうだ。

知人の祖父は昭和の終わりと共に自死した。

知人の祖父と安田さんは何一つ共通点もなく、全く関係がない。

ただ、安田さんを叩いている人たちを見ていると、これが日本国民の民族性で、昔から変わらないものなのかなと感じた。