先人の経験の重み
2023年の冬。
冬期休暇中に考える時間があり、ハッと気づいたことがありました。
今回はそれを記事にしようと思います。
私はこれまで37年間の人生を歩んできました。過去の出来事を軽視するつもりは全くありませんでしたが、未来を考えるほうに比重を置いてきたといえます。唐突ですが、現在私には師と仰ぐ人物がいます。彼は60代半ばの男性で、豊富な経験を積んだ達人です。(何の達人かは今は触れません)
彼の話を聞くと、過去に起こった出来事や経験を教えてくれます。未来を考える際、彼は過去の実績を基に、その時の状況と現在の違いを考慮し、それを踏まえて未来を予測します。この考察は事実に基づいています。単に想像から出発するのとは、全く異なるアプローチです。
一方で仕事について考えてみると、品質管理においても同じ考え方がされています。たとえば、現場で得たデータがあります。これらのデータは取得した瞬間に過去のものとなります。このデータを分析し、傾向を把握し、問題があれば即座に対処し備えます。これは過去の事実に基づく考察の典型です。
師が伝えてくれた教えと、私の実務経験とは、これまでの私の中では別々のものでした。しかし、その二つが一つになることを感じました。
最近では、AIや自動化など便利なツールが次々と開発され、私たちの生活をより便利にしています。そのため、新しいものを追い求めがちです。
しかし、過去の実績や人類の経験、知見や事実を軽視すべきではありません。実際、自分自身で経験できない知識を得ることができるのですから、それらを最大限に尊重し、活用することの重要性に気づきました。
2024年の始まりに、原点回帰の重要性を再認識したことは、私にとって意義深い発見でした。日頃受けるアドバイスの捉え方にも、この気づきが大きな変化をもたらすと感じています。
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