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客単価ってなに?

群馬県高崎市で美容室とドライフラワー専門店を経営しております。林本 匠司と申します。

今日は、客単価についてお話ししていきます。
 客単価とは
「顧客1人が1回の購買によって支払う平均額」のことをいいます。

客単価が低くてお悩みのみなさん!


客単価を意識してメニューを作っていますか?

・前働いていたお店がこのくらいだった。
・みんなこのくらいだからなんとなく。
・材料費から逆算して。

お店を始める時は、こんな感じで始めていませんでしょうか?
客単価は、お店のイメージ、客層、スタッフの働き方、給与形態、
収益構造、様々なことに関わってくるとても大切な指針です。

「 一人ひとりのお客様を大切にしたい 」
そんな想いでお店を始めたのに客単価が低ければどうでしょう?

客単価が5000円だと100万円の売上を上げるのに
200名のお客様を担当する事になります。

仮に22日営業の8時間労働だとすると。

1日約9名

1人にかけられる時間はたった53分
お一人サロンであればお会計も含めです。

アシスタントを雇用していて一人生産性100万を目指すなら
その倍のお客様を担当することになります。

「 お店を始めた時の想いと違いませんか…?」

客単価が10000だったらどうでしょう?
100名のお客様で100万円達成します。

客単価16500円だったら?
約60名 1日3名で達成です。

流れ作業ではなく、ちゃんと向き合って接客できますよね。
細かな要望までゆっくり聞くこともできませんか?
スタッフのお給料も、お休みも、美容室やお花屋さんの中では
高待遇で雇用できるようになります。

実際に、私のサロンでは閑散期の2月に50万以上のお給料を
、アイリストの子も40万を超えたお給料を渡してあげることができました。
週休2日の8時間労働です。
早番遅番勤務なので、早番では18:30には仕事が終わります。

1万円以上の客単価なんて無理だよ。。
そんな経営者様もいらっしゃるのではないでしょうか?

もちろん、いきなりは上がりませんし、値上げは怖いと思います。
私もそうでした。

客単価を上げる為には、たくさんの方法がありますが、まずは3つお伝えします。

① メニューの見直し
・高級店とドンキホーテ、どちらが商品数が多いでしょうか?
たくさんあると悩んで買わないという選択も入ります。

メニューはシンプルにわかりやすく。

②セット販売
たくさんのお客様にして欲しいオプションメニューは
セットにして販売。

そして、松竹梅で構成してみましょう。

竹を1番のおすすめメニューに。
欲しい客単価に設定。
コースメニューの飲食店で松竹梅があった時に
竹を選んだ経験はないでしょうか?
その心理と同じです。

松は、サロンの最上位顧客様をイメージして制作
10〜20%のお客様が選んで頂ければOKです

梅は、竹に近い価格設定にして、手間のかからないメニューにします。

③ 値上げ
実際に値上げをしていきます。

値上げは、順序を守れば最小限の失客に抑えることができます。
・既存客の据え置き期間を設ける
・新規から値上げ
・メニューの効率化による時間短縮で実質値上げ。

値上げをする場合には、6ヶ月〜1年かけて値上げしていきます。
大まかに説明すると、
・新メニューの開発
・価格改定のお知らせ(6ヶ月〜1年)
・新規から値上げ
・顧客様には価格が上がった事を伝え、据え置き期間のことを伝える。
・新メニューは、顧客に体験していただく
・据え置き期間が終わったら値上げ。
・少しでも失客を最小限にしたい方は、据え置き期間の延長する方を設ける
 □ 次回予約で据え置き延長 
 □ 〇〇日以内の来店で据え置き延長

ざっくりですが、値上げも客単価を上げていくにも、順序をふまえて
進んでいけばお客様に喜んで頂きながら客単価を上げていくこと
ができます。

まずは、自分のお店の客単価をして調べて、売上の上限把握してみませんか?