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コロナ倒産した僕が、みんなに伝えたいこと【5話】-僕のルーツの話その1-

これは、僕の物語を少し脚色して読みやすく書いてくれている記事「コロナ倒産した僕が、破産を決意した日のこと【1話】」との競作でもあります。もしよければそちらもどうぞ。

僕の会社は、タイで作ったゴム風船のセットを日本のコンビニやスーパーや100均で売って頂く商売をしておりましたが、2020年3月25日に事業をストップし、4月6日に東京地方裁判所に破産申告書を提出し、4月10日に破産開始決定となりました。後でわかりましたが、都内で6件目のコロナ倒産企業でした。

なるべく迷惑が少なくなるようにと様々な対策を施しましたが、倒産の結果、やはり債権者のみなさんには多大なご迷惑をおかけしてしまいました。改めて、お詫び申し上げます。そして、そんな僕に再度人生をやり直せるチャンスを頂いたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。

そんなコロナ倒産した僕が、コロナ父さんとなり、みなさんに伝えたいことを少しずつ書いていきたいと思います。

<僕のルーツの話その1>

僕の会社はゴム風船をパックして卸売業者を通して、日本のコンビニエンスストアやスーパーやホームセンターなどにその風船パックを売る会社で、祖父1950年に創業した会社でした。

僕の父は、栃木の田舎の医者の子として産まれるが、訳あって小学校の途中で丁稚奉公に出た祖父と、北海道で生まれて8歳で両親を亡くし、引き取られた親戚に浅草の置屋さん(芸者さんを管理するお店)に売られて、やがて芸者となった祖母の間に生まれた一人息子でした。

僕の母は、群馬で総理大臣を選出した家の家系で、自身は映画の看板などを描く職人をしていた祖父と、同じく群馬で1000坪の庭に川が流れていたような名家の娘で、書道の師範であった祖母の間に生まれた次女でした。

父は小さな頃は体が弱く病気がちでしたが、中学から通った私立の学校で鍛えられ、やがてバレーボールで大学時代は2部リーグに所属するほどになったそうで、卒業後は祖父の家業を継ぐために大阪に修行に行き、戻ってきた頃に友人の紹介で母と出会いました。

母は幼少を品川区や千代田区で過ごし、看板職人で羽振りがいい祖父と厳しくも気立てのいい祖母に育てられ、服に興味を持ち服飾系の専門学校を出て、ある有名企業のOLをしていた頃に友人の紹介で父と出会いました。そんな二人が縁があって一緒になり、二人の長男として僕はこの世に生を受けました。

そんな僕は、小さなころから手を動かして物を作るのが大好きでしたが、家業のため土日も家にいない父の代わりに、母が僕に話かけ相談をするため、どうやら頭の中だけ早熟に育ってしまいました。幼稚園にあがる頃には、周りの同年代の子供がバカに見えてしょうがなく、幼稚園では団体行動ができず、何をやるにも1人でやってしまうような子でした。そんな僕が1人で大きな段ボールと大きな缶詰を組み合わせて、絵具で仕上げた幼稚園生の時の僕の作品がアルバムに残っています。

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そしてこのまま育ったため、小学校・中学校でもどこか同世代をバカにするような子供で、先生やさえもバカにしていたので、学校の先生方には煙たがられるような存在で、たくさんの迷惑をかけて育ちました。やがてものづくりの熱は、エンジニアになる夢へと変わり、工学部のある大学の付属高校に進んだが、うちは大学の費用は自費で出さないといけない決まりだったため、頑張って学費が安い国立電気通信大学というマニアックな大学に進みました。

僕が大学に入った頃に、ちょうど父がタイのゴム風船工場と仕事をするようになり、タイに出張に行くことが多くなりました。僕はバイトで貯めたお金を持って、父の出張に合わせて航空券を買って、初めての海外がタイでした。そしてこのタイとそこで会った人との出会いが僕のこれからの人生を変えていきます。。。

続きは「僕のルーツの話その2」へ

<コロナ父さんに任せなさい>

コロナ父さんは、中学の時にApple IIc(今のMacができる前のAppleの最初のコンピューターのラインナップ)を、高校の時はMacintosh Plusという9インチ白黒モニタの一体型のコンピューターを使っているマニアックな人間でした。大学時代からはWindowsに移行して、その後は自作のパソコンをいくつも作ってきたりしました。

今も新しい技術だったり、新しいサービスだったりも大好きです。だから、みんなよりちょこっとだけコンピューターに強いかも?その点でも、僕に何かできることがあるかもしれないと思っています。

何かあったら「コロナ父さんに任せなさい」。

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