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Something just like this【MV短編映画】

記念すべき2回目は
The Chainsmorkers & Coldplay の
Something just like this


この曲はThe ChainsmorkersとColdplayによる作品で、童心を思い出します。
歌詞では男女(少年と大人の女性)が求めているモノへの乖離を歌っています。
子供のまま育った大人が、異なる思考を持っていることで迷いが生じているように感じます。


では見ていきましょう。


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星でいっぱいの壁紙、宇宙が好きなんでしょうか。
子供には想像することでワクワクするものってありますよね。
僕も小さい頃は宇宙が好きでした。


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カメラがスライドし、男の子が現れる。
何かの仮装をして、勉強でもしているのだろうか。
途中で飽きてしまい、ベッドの下を覗く子供


I’ve been reading books of old

昔本を読んだんだ
The legends and the myths
伝説とか神話の本


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そこで見つけたのは、レインボーのペンライト


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徐にライトの下を覗く
そこに映るのは・・・


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Achilles and his gold
アキレスとその富
Hercules and his gifts
ヘラクレスに受け継がれた神々の血
Spiderman’s control
糸を操るスパイダーマン
And Batman with his fists
拳で悪と闘うバットマン
And clearly I don’t see myself upon that list
でもその本にも僕の名前は無かったんだ

大観客を前で歌っているクリス マーティン (Coldplayのボーカル)
きっと子供の頃の自分と、自分が歌うこの曲でようやくシンクロできたのかもしれない。


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But she said, where’d you wanna go?

彼女は問いかけてきた、どうなりたいの?
How much you wanna risk?
どれだけの犠牲があるか、って
I’m not looking for somebody with some superhuman gifts
私はスーパーマンみたいな人を求めてる訳じゃないの
Some superhero, some fairytale bliss
スーパーヒーローとかおとぎ話のような幸せも求めてないの
Just something I can turn to somebody I can kiss
優しくキスをして抱きしめてくれる人、それでいいの

台湾人の男性も熱狂している。


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Oh, I want something just like this

ただそれだけでいいの

場面が戻り、男の子は外の太陽に手をかざす。
刻一刻と迫る大人への時間。
その時間を止めるかのように。


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スーパーヒーローに憧れる少年の心の内側に潜むナニカ
一点を見つめる少年。

I’ve been reading books of old
他の本も読んだんだ
The legends and the myths
伝説とか神話の本を


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The testaments they told

語り継がれてきた物語
The moon and its eclipse
姿を隠した月や
And Superman unrolls
スーパーマンの話
A suit before he lifts
彼のスーツが目の前にある
But I’m not the kind of person that it fits
けど僕には似合わないみたいなんだ

手に取ったロケット宇宙が好きな少年の宇宙へ飛び立つための乗り物
その乗り物を楽器のように扱う少年。


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そして少年は気付く、「僕はミュージシャンになるんだ」
そう思うと自然と小さな拳が宇宙めがけて上がった


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ライブ会場では同時にクリスも拳を宇宙に向けていた。

すると少年の部屋の壁が倒れ男の子はライブ会場に現れる。
きっとここは少年の想像している未来なのだろうか。


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曲が終わるとベッドの上で横になる少年、誓った思い。
僕にはバットマンやスパイダーマンみたいなスーパーヒーローにはなれないけど、世界を熱狂させる様なミュージシャンになるんだ
そう思うと、少年は笑った。

Just something I can turn to somebody I can kiss
優しくキスをして抱きしめてくれる人、それでいいの
Oh, I want something just like this
ただそれだけでいいの



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少年が今考えているのはスーパーヒーローみたいな絶対的な者
そのまま大人になった少年はきっとその時も「ナニカになれる」と思ってるのだろうか。
強い男に女性は惹かれるんだ

残酷にも時は過ぎ、付き合っている彼女にそんなのは求めていないと告げられる。
互いに理解できない男(少年)と女性

ミュージシャンになったクリスが、少年を思い、時空を超えて伝える想い。
あの時手に持ったロケットが大好きだった宇宙へ到達することができたのか。

少年の未来がクリスであるならば、ロケットは無事任務を果たしただろう。

男女の相容れない考えに悩む、そんな人の心に響けば嬉しいです。


ちなみに僕はまだスーパーヒーローになれると思ってます。

今回は以上です。
それでは!​

豊田カローラ

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