Gift~Message~


普段は(聴いた人に委ねたい聴いた人の感じたことが全て、というポリシーがあって)曲の解説をあまりしないのだけれど..珍しく今回は話したい、映像のほうも。

中の人の感じ知ったら印象変わっちゃうかもしれない恐れのある方はこの二文目で静かに閉じることをおすすめします..笑(かなりお喋りな文章です)



この曲は2020/2/22に誕生した。にゃんと、、、猫の日じゃんか。おめでとう。


この時、今のこの事態を予測していたわけではない。

滝鼻水を流しながら(表現の仕方よ)、苦しみの中から生まれてきた曲、という感じ。どうしてもこの曲はピアノでつくりたい、ピアノを弾き うたいたい曲だ、と思った。普段はギターばかり触っている(現在自粛期間につき毎日練習してきた歌もギターも恐ろしいスピードで衰退中..音楽で成り立ちたい人生だったわ)。この曲はピアノでつくったのだけどピアノに関して..ドがつくほどのド素人。下手くそ過ぎて気が遠くなった。質の悪いイヤホンから出力されるピアノの音は最悪だった。(ピアノの音が大好きだからこそ。)

今までつくった曲は、耳に残るようなメロディであったりキャッチ―な曲が多い。それは主観的にそう感じていることでもあるし 客観的にもそうみたい。

今までの曲のイメージとは異なると感じている。メロディに関しては、良くも悪くも耳に残らず無難な感じ。今回の場合はそれがいい、とも思っている。決してうぬぼれている訳ではないのだけど良い曲ができたと思う。

曲どうやってつくってるんですか?って結構訊かれるのだけど、回答にいつも困っていたし、わたしは人と話す時に緊張しやすかったり、基本あたふたしている事が多いのでいつもちゃんと回答できなかった。ごめんなさい。曲のつくり方を訊いた人たちが読んでくれているかは分からないけれど、、

でも、ここで率直にお答えするとするなら、、

鶴の恩返しのように「絶対に覗くなよ...(恐)」という精神の部屋で制作している。やっと回答出来たー!精神の部屋ってなんやねん、って感じもするし、わたし自身何って説明が出来ないのだけど、これが一番しっくりくる。伝わりづらい回答かもしれないけど、ニュアンスで伝わっていてほしい。(強引)

話をもとい

この猫の日に生まれた曲、次のライブで披露しよう と思っていたのけれど次のライブはもはや未定。

このステイホームを活かして、MVを自分で作ろう、と思って作業に取り掛かってからどれくらい経っただろう。。多分2カ月以上かかった..。(寝て起きたらおばあちゃんになっていたらどうしよう..! って、時々本気で思う。それくらい時の流れを早く感じている。)


映像について

自分で撮った映像をかき集めたり新しく撮影したりした。手ぶれが酷くすみません。。(電車で踏ん張りの利かない足腰だとバレる。。言わなきゃ気づかないって?)


映像のテーマは❝癒し❞

観た人が癒されるような、そんな映像をつくりたかった。そして曲に込めた 希望 と掛け合わせることができたら、と思った。

思考のスピードが速く たくさんの閃きやアイディアに、わたしのスキルは追いついたことない。この制作に関わらずっていった感じだけど圧倒的なボツ数。自然消滅してる。圧倒的な実現力のなさと行動力のなさ(+人を頼れない)が原因。

MVは自分でつくれるものを練りだした。手探りしながら手作りしたものです。今のわたしが精一杯つくれるものをつくってみた。動画の音をそのまま残してみたり。携帯の小さい画面で音と動画のタイミングを合わせることが難しく、指先細くなれ、と時々思った。A4くらいの画面で編集したいわ、とか、どうやったら思うように編集できるん、、と、時々カリカリしながらも、アイディアやイメージを形にするのは、やはりとても好きな作業だと思った。



曲について

打開策がない状況でも、苦しくても、悲しくなっても、風向きは変わるから、例え絶望的な状態や状況だったとしても、生き続けようって。そうして諦めないことで、立ち止まってしまっても進んでいけるからって。

普遍的だと思っていたことが終わりを迎えたときとか、どうやったら元に戻れる?とわたしは考えがちなんだけど、新しい生き方を見つけるチャンスだ、ってことに気づいて。

辛い経験や苦しくてもがき続けた日々は糧になるし、長い時間を経て、似たような経験をした誰かに寄り添えるかもしれない。

ひとりひとりの人と向き合うには、膨大な時間だったり覚悟やエネルギーが必要だと思うしそれは中々容易くできることじゃないと思うのだけれど、

うたがわたしの日々に 側に あったように、この曲が、誰かの側に寄り添えたらいいなと思うし、暗闇の中にいる人にも届けば..という思いです。

辛い日々はGiftになるんだって。それは特別な贈物なんだ ってことを最後に歌っています。メッセージのような曲。


その特別な贈物は一体何なのか。この曲では、

いつか 糧となって 似たような誰かに寄り添える それは贈物(特別)さ

と歌っている。

その贈物は、人によってそれぞれ違っているんじゃないかなと思う。

だからYouTubeの歌詞は「  」こうして空欄にしてある。




この曲を無料で公開して、もしよければおひねりを..って、そんな場所を設けるか、迷った。無名で無力だけれどお世話になっているライブハウスの力になりたいし、でも、でも、と動画を作っている2か月の間に行ったり来たりして悩んだ。

いつも聴いてくれている人にもお世話になった人にも聴いてほしいし、知らない人には知ってほしいし、もうお金のことを取っ払って、とりあえずフルで聴いてほしいんだ って思った。


聴いてくれた人が少しでも何か感じてくれたなら嬉しいです。

観てくれた人が少しでも癒されたらいいな。


今公開するか迷ったけれど、

今のこの大変な時期を、いつか「あの時は大変だったなあ」って言える日がくることを願って、公開しました。 


y

https://youtu.be/npnLvn8uNbw





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?