仲間たちに話したムダ話のこと(2020.3.31)

ぼくの所属している会社では、各クルーの環境と、各位の判断と裁量に委ねる形でこれまでもリモートワーク、サテライトワークを日常的なワークスタイルとしてきましたが、新型コロナウィルスの感染リスクが高まる昨今の状況の中、自社の仲間はもちろんのこと、仕事の中で接するお客様やパートナー様の間における感染リスク排除のため、グループ全体でしばらく前から労務環境を原則リモートスタイルにしています

ひとによっては在宅での執務など自身が仕事をする環境がこれまでの日常と変化した仲間もいますし、何より仲間同士やお客様、パートナー様との関わりの中で行う仕事のやり方について決して小さくない変化の中においてもなんとかこれまで以上にいい仕事をしよう、仲間や仕事のお相手にとっても不便をかけず円滑にやっていこう、と前向きにこの状況をハックしようとしている仲間もいます。

そんな中、ちょうど月末で、新入社員を迎える入社式の前日というタイミングでもあったのでほぼ全社員がWebビデオ会議システムを使って久しぶりに集まり、朝会のような集まりをリモート開催しました。そのリモート会合の際に5分だけ時間をもらって、仲間たちにムダ話をさせてもらったことを書いてみようと思います。

これまでも人によって、職種によってはそうであったけれども、全社レベルで在宅勤務やフルリモートでのワークスタイルに急激に切り替わり、不安になるひともいるだろうけど心配いらない
なぜ不安になるか、というと、これまで常識だと思って、習慣としてやってきた仕事のやり方、生活のやり方のままだと、まったくもって勝手が違うので、うまくいかないように錯覚するから
でも錯覚だから大丈夫。ワーク”スタイル”が変わったのではなく、社会の”モード”が変わっているので当然のこと
だからこそ「ちょっとどうかと思うくらい」思い切ってモードを切り替える必要がある
リモートでの業務環境が定常化してくると、どんなひとでも必ず「効率的」で「合理的」になり、これまでの常識でいう業務効率=生産性は確実に上がる
そうなると、ひとによってはとっても暇になるかもしれない。そのとき不安を感じるひとは、もっともっとできるひと

業務効率の面から見た生産性が創出価値の算定指針である時代は、早晩終わる
効率以上に何が「自分の価値になるのか」この機会に考えてほしい。大丈夫、ぼくも考える
効率化しちゃったおかげで暇な時間ができるとしたら、それを考えて、アイデアを出して、試してみるための神様のギフト
ひょっとしたら、ぼくらはこれまでいかに社会や世の中にとって「不要不急」の物や事に関わる仕事をしていたのか、ということを痛感するひともいるかもしれない
これまでは、『要』で『急』な物や事が高い価値を持っていたかもしれない
けれども、人間は不要不急の物や事がないと人間らしくなんて生きていけない
これまでの常識、価値観における効率や生産性ではどう考えても不要不急のものやこと、従来の経済合理性では割り切れない物事や仕事を。どうしたら価値にできるか?考えてみましょう
経済合理性の判断基準が変化するときは、時代・社会の価値観や倫理観、審美性が変革している最中であるし、ゲームのルールと楽しみ方を変えるチャンス

以上です。ムダな話でした。

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