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自分が人に提供できるものはなにか?

自分が人に提供できるものはなにか?

今まさにそんなことが試されているのではないかと思います。
役者、という立場が長い私はどこかで
人様に提供しているのは、まず
「作品」
という気持ちがありました。
もちろん自分という役者を通してなのだから
自分の表現を提供し、売り物にしている
というのも間違いではないでしょう。

作家は、間違いなく自分が創作した作品文章を売ってますから自分を売っている感覚が身近ではないでしょうか。
演出家も、作品を立ち上げていますから、「自分の」作品という意識が濃く、やはり自分を売っている感覚が近いかと思います。
歌手も、ダンサー(ジャンルに寄るかも)も、売ることと自分との距離感は役者より比較的近いんじゃないかなって思うんですよね。
例えば、路上でパフォーマンスをしてお金をもらおうってなったとき
歌手は歌う
ダンサーは踊れますから
役者も演じることはできますが
その前に作品を立ち上げなくてはいけません。
(即興でやれる人ももちろんいます)

そんなわけで役者って自分を「売る」って感覚がその役割の性質上ちょっと遠いかなって思うんです。
そんなことを打破したくて私は1人芝居で全国周りたいなと思ったのもあります。
役者?どういうことができるの?
って言われて「はい、どうぞ!」ってしたいんですね。

そんな前提で。
作品を発表する場が奪われてしまって
仕事がなくなって、役者できないよー!
ってなってる皆様は自分の価値なんてものを改めて見直した人って多いんじゃないでしょうか?

「自分」という価値を「売る」ことができるのか
考えませんでしたか?


でも演劇ってコストかかるしなー
場所もなー、作品もなー、仲間もなー
ウンヌンカンヌン
本当でしょうか?それだけでしょうか?演劇の手段って。
確かにコストも時間も手の込んだものは面白いし、私も大好きです。
でも元来演劇ってそこに役者が一人いれば始まるものなんじゃないかなって思うんです。
それじゃ金にならないって思うかもしれません。
でも望んでる人がいれば、
そして自分が望まれさえすれば、きっとお金になります。
もちろんそのためのソフトは個人個人で磨かなくてはなりません。

で、話変わって
昨日ちょっとしたビジネス系の勉強会に行って
最初の自己紹介で投げかけられたことがグサッと刺さりました。
それは

「あなたが、人に提供できることはなんですか?」

というものでした。
みなさんは、なんですか?

なにが提供できますか?

是非考えてみてください。

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読み進める前に考えてみて!

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可愛い写真とかはさんどくね!

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思わず自分の提供できるもの考える前に先に進まないように!

ほら!


こんな写真もはさんでおくよ!

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私は柴犬が好き。


さて、思いつきましたか?
私がその場でぱっと答えたのは

「あなたの暇な時間を満たすことが出来ます」

でした。
例えば、30分暇になったよ。
なにかしら楽しませることが出来ます。

そして一緒に楽しむという能力があります。
培ってきた演劇の知識やスキルでも
趣味や明るい教養の話でもなく

「私は、あなたと、楽しい時間を過ごすことが出来る」

という大それたことが一番に浮かんできたんですね。
よく考えたらすごい自信です。
でも逆に私にはそれしかないなと。
そう思った自分が意外で、自分にある強みはそこなんだなと発見することが出来ました。
あまりにふわっとしてるから、
限定されてなくてかなり金になりにくいんだけど
売りはなんだよ!もっと詳しく!
って言われても、絞れないんですよね。
これは、弱味とも捉えられかねませんが、私は自分のアドバンテージとしました。

なんにせよ、人からどういわれようと
これが自分にできることだなって分かっておくことって
大切だなと思いました。
これポイントは、決して人よりうまくできなくてもいいんですよ。
比較したらキリがありませんから。
あくまで自分は自分の尺度でこれができる
これでよくて、
でもあの人の方が全然うまいし
とか考えたらなんにも動けないし。
韻踏んだ!ラッパーみたい!
だからなんでもいいんじゃないかなあって思います。
自分が納得してれば。あとはそれにお金払う人がいるかどうかだから。
まずは自分で自分の価値を信じて、
お金もらえるかどうかは他人が判断して
もらえなかったらさらに磨くか、別のものを探したっていい。
なりふり構ってられないなあと思います。いま。

昨日発表した
C.P.C(コロナのピンチをチャンスに)プロジェクト
応募方法や詳細を現在まとめてる真っ最中です。

役者の皆さん
この機会に自分の提供できるもの
鋭くしててください

お客様の皆さん
この機会に自分の欲望は何なのか
本当に欲しいものを洗練させていてください

この両方がマッチングして
ウィンウィンになったらいいなと思います。

では、後ほど!
続報をお楽しみに!!


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