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memoir of 911+1
直面するのが辛くてふんわり見てみぬフリをして過ごし切ろうと思っていたのに、9月11日の終わり際にNYの師匠から「忘れんな」のメッセージを込めて、今年もこの写真が送られてきた。
当時ブルックリン在住だったわたしはその日、一つ目の轟音で目覚め、次々にルーフトップに駆け上がるロフトの住民たちの取り乱した足音で動悸を覚え、自分も引き寄せられるかのように皆と上がって行った。
抜けるような青空の下、向こう
World without art and humanity
とある日の、もう縁もゆかりもなくなった人との会話
ノアの方舟ではないけど、こんな情勢の下で古く不要なものが淘汰されて、人間活動のバーチャル化が加速されると、行き着く先に残るのは何でしょね?
アート…アーティスト?
歌とか映画とか、諸々
他はAIがやりますよ、通訳もネゴも社交辞令もファシリテーションも、AI同士なら必要ないでしょう
外界や人同士の接触もないのに、感情の昂りも、衝突や葛藤もなくな
25FEB2021: Scent of wood
この時間のこの通りは、いつも何処からか夕飯のいいにおいがして来る
昔「おかあさんのうた」かなんかで
お料理していたにおいでしょの後は
「卵や木のにおいでしょ」だと信じて止まなかった
真剣に丸太に向き合って、仏が浮かび上がってくるのをじっと待つ仏師としての母
母の工房は削り立ての楠の生木のにおいがして…
というような想像をしてた
ふざけてなどいない
そんなかあさんが居てもいいやん!
卵焼き作る
16FEB2021: Scarplate
八百屋でロメインレタス一玉70円也
青物一玉買いの恐怖と向き合うには蒸しor炒め推奨
縦に一刀断ちしたら、切れ目を鍋肌に当てて焼き目付けて蒸焼き
差し味にグリーンのミニトマト
頃よきところで皿に救済
エシャロット(おつとめ品68円也、なくても可)、にんにく、鷹の爪、アンチョビをバターでじょわーしたら、適当に醤油をびゃー
本日はしめじ2パック50円也もソースに全投入し、第二の恐怖も同時解消
火入れ
ワンパントーストに思うよしなしごと
昨年夏バズった時、フライパン購入意欲がグラッと現状を揺るがしたる簡単レシピ、それがワンパントースト。
バターを熱したフライパンに卵液を流し、トーストパンを並べてひっくり返し、ガレットのように卵焼きを織り込んでチーズ挟んではい出来上がり、なキッチンハック。在宅勤務体制が新たな日常となりつつあり、おうちメシのネタが切れかけてたタイミングでの華々しい登場に、巷が一時ふんわり湧いた。
アメリカの調理系
江古田でせいいっぱいのgiverとtakerになる
江古田にキッチンオバサンという店がある。公園を向かいに通りから2段階段を下がり、ガラス張りのフランス扉を開けると、そこはほがらかで温かな雰囲気の淑女二人で切り盛りする洋食屋。
キッチンでのお二人の無駄のない動きと、水槽の亀を眺めるのが楽しみなので、ひとりで訪ねる時にはいつもカウンター左端。 揚げたての衣がピンピン鳴る大判の鰯フライ。