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正社員数は増加しているのに失業率も上昇!? 企業が今注目すべき人材戦略とは

総務省が2024年11月29日に10月の「労働力調査」を発表しました。

10月の失業率は前月比で0.1ポイント上昇、2.5%に少し上がったんですが、働いている人の数は6,813万人に増えていて、正社員数も増加しています。

これは、企業が長く安定して成長していくために正社員雇用を増やしていることや、安定した仕事を求める人が増えてきたことが関係しています。

さらに、少子高齢化で働く人が少なくなっている事から、企業も急いで人材を確保している状況です。

失業率が上がった理由としては、今まで仕事を探していなかった人が、新しく求職活動を始めたからです。

たとえば、生活環境が変わって、急に仕事を探さなきゃいけなくなった人や、家計を支えるために働こうと考える人が増えたのではないかと考えられます。

その一方で、先に挙げた企業の採用活動が活発なことから、新しく仕事に就いた人もたくさんいるので、全体的な働いている人の数は増えているんです。



ただし、中小企業や運送業では、最低賃金が上がったことでコストが増えて、苦しい状況が続いているところも多いようです。

こうしたことから、大きな企業と小さな企業の間で働く環境に差が広がっていることが心配されています。

企業の人事担当や経営者の方々には、社員がスキルを身につけられるようにサポートしたり、働き方をもっと柔軟にしたり、ワークライフバランスを重視することが大切になってきているようです。

そうすることで、社員の満足度が上がって、離職率も減り、結果として安定した雇用を守ることができます。



私は、これからの時代、企業には『採用ブランディング』がすごく重要になってくると考えています。

ブランディングは、一夜にしてできるものじゃなく、時間がかかります。

だからこそ、できるだけ早く『採用ブランディング』に取り組むことが、これからの人材戦略には欠かせないポイントになってきていると考えています。


総務省発表2024年10月の「労働力調査(基本集計)」

  • 完全失業率(季調値):2.5%(前月比0.1ポイント上昇)

  • 完全失業者数:170万人(前年同月比5万人減)

    • 3カ月連続の減少

  • 就業者数:6,813万人(前年同月比42万人増)

    • 27カ月連続の増加

  • 雇用者数:6,166万人(前年同月比77万人増)

    • 32カ月連続の増加

  • 正規従業員数:3,688万人(前年同月比77万人増)

    • 12カ月連続の増加

  • 非正規従業員数:2,144万人(前年同月比4万人増)

    • 2カ月ぶりの増加

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