(22/11/28)子育て支援の本質とは

昨晩は子に4回?5回?起こされた。さすがに夜中に怒鳴ってしまった。怒鳴っても仕方がないことはわかっている。空海が苦しみを脱するにはまず自分の心を鎮めることだと言っていた。抗うつ剤を飲むべきか。(処方されたけど副作用怖くてまだ飲めてない)

どんな強靭なメンタルの持ち主でも(そもそも心に弱い強いあるのか疑問ってか心って結局脳だろと最近思う、うつも脳の病気だって言うし)、こんな生活が3年以上続いたら精神病むのではないだろうか。夜泣きって一歳ごろには無くなると思っていたが現在3歳4ヶ月。発達相談にも睡眠外来にも行ったが未だ解決方法なし。引っ越しおばさんに悩まされていた人の気持ちが少しわかる。(懐かしい)

シフト制・外勤・日曜出勤ありの仕事に就いて一年半が経った。最初の一年はフルタイムでなんとかこなしたが、子の成長と共に夫婦共々キャパオーバーとなり、私は一年二ヶ月後に時短の道へ。しかし日曜出勤の壁は思ったより厚く、毎週のように休日を削られる夫・その穴埋めに身を削ってしまう自分・子の癇癪もよりパワフルなものとなり、夫婦お互いのストレスでお互いの首を絞めるような状態に。思いやりがゼロになったら同居は不可能だし、持続可能な家族という形は作れない。

あるとき限界を迎え、凧の糸がぷつりと切れてしまったように感情がどうにもならなくなってしまった。2週間前のことである。

そこから細切れに仕事を休み、その週に心療内科へ行き、ついに休職する事態になった。診断名は適応障害、とのこと。

職場で正社員で未就学児持ちは私だけで、結局子持ちはこうなる運命なのかとこの社会を呪う気持ちが芽生える。会社側はこれでもかなり融通利かせて調整してくれた方だと思う。

時短による収入減による不安。それが往々にして妻側、女側に負担を強いる仕組みになっている世の中。収入が減ると経済的に夫に依存する構図となり、また夫側も無意識にイニシアチブを取ることになる。

育児という無給&無休の業務は代わりが効かないくせに賃金が発生しないことで「やって当たり前、やれて当たり前」のものとしてその価値を無かったことにされる。自己肯定感なんて他人から評価されて初めて生まれるもんで、誰からも評価されず社会と切り離された妻たちがうつやノイローゼとなるのは至極当然といえる。

子を持つパートナー間の問題を当事者だけに押し付けるのは無理がある。子育てとは命懸けでスーパーブラックなビッグプロジェクト。それをたった1人か2人の組織が本業と掛け持ちで行なっているわけで。一時的な給付金とか仕舞いには米あげるよとかいつまで経ってもこの国は…と思わずにいられない。

(2022.11.28)

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