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感情を整える

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感情の動きとそれに紐づいた思考の癖を言語化して仕事に活かすことで、したたかに生き抜く会社をつくりませんか?
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やりたい仕事でお金が稼げない時のマインドセットで自分の「裏」を活かす

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 前回 表:自分が本来の力を最大限に発揮できる姿 裏:自分が本来の力をあまり発揮できない姿 と定義した場合、同じ努力をするなら、自分が本来の力を発揮できる表で頑張る時間をできるだけ増やした方が気持ち的にも楽になるという記事を書きました。 ただ、いわゆる「裏」であっても、上手に活用することで、仕事に活かすことはできます。 自分がやりたいことを評価してもらい仕事として成り立つのは理想的です。 しかしながら、自分はやりたくないことで人から

他者の評価が低いなら、自分の「裏」で頑張っている可能性あり

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 自分では頑張って努力しているのに、人からはあまり評価されていないと感じる。 前回、「昭和のオジサンパターン」に陥っている可能性があることをお伝えしました。 実は、もう一つ「裏で頑張っているバターン」があります。 ここでいう「裏」とは自分が本来の力をあまり発揮できていない姿のことです。 表:自分が本来の力を最大限に発揮できる姿 裏:自分が本来の力をあまり発揮できない姿 と定義した場合、当然のことながら、裏で頑張っても、表で頑張る時よ

他者の評価が低いなら、下駄の部分に関するギャップに着目する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 自分では頑張って努力しているのに、人からはあまり評価されていないと感じる。 このような場合、「昭和のオジサンパターン」に陥っている可能性があります。 他人が自分を評価する場合、本人の実力とは直接関係ない部分も含めて評価します。 誰もが知っている超有名企業に勤めているAさんと、あまり名前を聞いたことがない企業に勤めているBさん。 たとえ、AさんとBさんに実力差はなくても、多くの人はBさんよりもAさんの方を高く評価します。けれども、Aさん

お客様の「見ない、信じない、行動しない」の壁を乗り越えませんか?

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 お客様は「見ない、信じない、行動しない」。 12年ほど前、マーケティングでライティングを学んだ際に教えてもらいました。 一生懸命頭をひねって、キャッチコピーを考え、セールスレターを書いても、興味のない人はそもそも見ないし、仮に見たとしても、みず知らずの人の言うことを信じません。そして、言葉の力を使って「これは良いかも」と信じてもらえたとしても、問い合わせする、お金を払って買うといった行動をしてくれるとは限りません。 このため、SNSなど

他者の評価は、その人の価値判断の基準を踏まえた上で取捨選択する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 他人からどういうふうに見られているか?「まったく気にならない」という人はいません。 特に経営者の場合、見込み客と考えられる人から「ウチの商品はどのように評価されているのか?」というのは気になるところです。 そして、「もしかしたら、買ってくれるかも?」と思って商談に臨んだのに、手応えがなく、次のステージに進めなかったりすると、がっかりします。 あるクライアントさんは個別相談を実施された際、相手が決裁権限のない人だったこともあり、途中からテ

やらない理由はいろいろあるけど、それでもやるべきことをやる方法

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 決めたことをやるか、やらないか。 クライアントさんとの打ち合わせで、「では、これをやりましょう」と決めた後、フォローアップで「先日決まった『これ』をやりましたか?」と質問した際、「やってません」という回答が返ってくることがあります。 やらない理由はいろいろあれど忙しかった 忘れていた 体調が悪かった 他にやることができた なんだかやる気が起こらなかった など、やらない理由は様々です。 体調が悪かったケースは別として、内心では「

7つの位置を変えて、したたかに生き抜く会社をつくる

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 弊社では「感情と勘定を整えて、したたかに生き抜く会社をつくる」ことに取り組んでいますが、「したたかに生き抜く会社をつくる」際にポイントになるのは「7つの位置を変える」ことです。 経営理念の位置を変える 目指す数字の位置を変える 焦点を当てる位置を変える 思考の出発する位置を変える 役割として担う位置を変える お客様との位置を変える ゴールの位置を変える このうち、1〜3は組織づくりに関すること、4〜6は人づくりに関すること、そ

正解のない未知の世界をしたたかに生き抜く

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。 カリスマブロガーのちきりんさんが「自分の意見で生きていこう」の中で書かれているように、自分の意見で生きていくための前提として、世の中にある問題には 正解のある問題 正解のない問題 があることが前提になります。 そして、我々のような社会人が直面する問題はたいてい正解のない問題です。 正解のある世界を経て、再び正解のない未知の世界へ赤ちゃんにとって世界は「未知の世界」。 赤ちゃんは泣くことで、「お腹が空いた」「オムツを替えてほしい」と

再生

好きの才をのばしてビジネスに活かすには?

自分なりに一生懸命頑張って努力を積み重ねている一つひとつのことをパズルのピースだとします。 ピースを増やしていくことで、自分のビジネスに活かすこともできますし、自分にとっての大きな力にもなります。 でも、パズルを増やしているのにまったく自分の思うようにビジネスが進んでいないのだとしたら、せっかく増やしてきたピースがバラバラのままつながっていないということが考えられます。 「最後のピースがない」ことが原因です。 最後の1つのピースを入れてしっかり固めなければ、簡単にバラバラになってしまいます。 自分の好きなことを仕事にしたとしても、全てが上手くいくというわけにはいきません。 自分の好きなことを仕事に選んだわけですから、すごく頑張ることもすごく努力することもできます。 それでも自分の思う通りにならないとしたら、一つひとつのピースがしっかりつなげられていないということです。

「ネガティブ思考VSポジティブ思考」のエピソードを見ながら感じた思考の癖

昨日バラエティー番組を見ていたら、出演者がポジティブグループとネガティブグループに分かれて、いろいろなエピソードを披露していました。 ネガティブグループに入るある役者さんは、休憩時間に自分以外の人が集まって話をしていると、「きっとみんなで自分の悪口を言っているのだ」と捉えるそうです。 中には、グループで食事に行った際、自分がちょっとトイレに行くために席を外すと、「その間にみんなは自分のことを批判している」と考える人もおられました。 一方、ポジティブグループの人はバッシン

「現状を受け入れる」ことを実践するのが難しい場合、どう捉えたらよいかを考える

「現状を受け入れる」とか「現状に感謝する」といったことが大切だと言われています。 しかしながら、頭では分かっても、なかなか実行するのが難しいという人もいるのではないでしょうか。 実は私もその一人です(笑)。 「現状を受け入れる」と言われると、「現状に満足する」というように感じられ、「少なくとも、今の売上には満足していないけれど」というような考えがすぐに頭に浮かびます。 また、毎年のように業績を伸ばしている人を見ると、「あの人は現状に満足していないからこそ、常に新しい事

なぜ人は人に「マウント」するのか? それはそこに「弱み」があるからだ!

人に対して、優位性を自慢したり、威圧的な態度をとったりすることを最近は「マウントする」とか、「マウントを取る」と言われています。 仕事で関係ない人であれば、適当にやり過ごすか、あえて持ち上げてその場を切り抜けるか、で対応することもできます。 一方、やっかいなのが、会社など組織の中でマウントする人がいるケースです。 在籍期間が長かったり、役職が上だったり、過去に実績を上げたりした人が、同僚や部下に対して、必要以上にマウントしてくると、組織の中がおかしい雰囲気になります。特

自分の棚卸しをする際にスキルの棚卸しだけでは足りない時代が来ている

自分の棚卸しをするという時、たいていは過去に経験したことや取り組んできた仕事について書き出します。 いわゆる履歴書や職務経歴書に書くことで、自分の棚卸しをされた方も多いかと思います。勤務先や経験部署については事実をベースに淡々と記載できますが、ちょっと難しいのが具体的な仕事の中身。 例えば、一口に経理の仕事といっても、会社によってその仕事の範囲は異なります。日々の記帳から決算書の作成、税務申告や銀行との交渉など、幅広く会社のお金に関する仕事をやってこられた人もいれば、経理

「脳を鍛えるなら早めがお勧め」という話を聞いて連想したこと

この春から幼児向け教室を新たに始められる経営者の方から、脳の鍛え方に関して面白い話を聞きました。 いわゆる人間の脳は0~3歳の間に大きく成長し、6歳以降の成長はゆるやかになるということなので、鍛えるならできるだけ早い方が良いそうです。 例えば、たまに雑誌などで見かける迷路から脱出するクイズ。 脳を鍛えた子供は途中で迷うことなく、入口から出口まで一気に線を繋げられるとのこと。ちゃんと脳を鍛えると、迷路の図を見た際に、入口から出口までの行き方が瞬時に分かるので、あっちへぶつ