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☆☆カタールW杯注目選手〜グループB〜☆☆

どうもこんにちは。
いやはや、前回の記事からすっかり時間が空いてしまいましたが、この間にカタールワールドカップの出場国が全て決定して、更に欧州はシーズンの移り変わりで多くの選手が移籍してチームが変わるなど、様々な変化がありました。
というわけで、カタールワールドカップの注目選手、お次はグループBを見ていきましょう。
(世界ランクは2022年6月23日付けのものです。)

○グループB
・イングランド(7大会連続16度目)世界ランク5位
・イラン(3大会連続6度目)世界ランク23位
・アメリカ(2大会ぶり11回目)世界ランク14位
・ウェールズ(16大会ぶり2度目)世界ランク19位

世界ランク5位の強豪イングランドを筆頭に、23位とアジアではトップのイラン、さらにどちらも20位以内に食い込んでいるアメリカとウェールズという、かなりレベルの高い国が揃ったグループになりました。
特にイギリスを構成する国であるイングランドとウェールズの2カ国が同じグループになっているのも注目ポイントですね。

○イングランド代表(7大会連続16度目)世界ランク5位

フットボール発祥の地であるイングランド。世界最高峰のサッカーリーグの一つであるプレミアリーグを持ち、これまで世界的名手を数多く輩出してきた国です。しかし、このフットボールの母国がW杯で優勝したのは1966年の自国開催の大会1度のみです。
半世紀以上もW杯のタイトルから遠ざかっている同国ですが、近年は特に有望な若手選手が数多く台頭してきており、確実に世界一に近づいています。
前回のロシアW杯では1966年の優勝以来最高タイとなる4位入賞を果たし、昨年開催されたEURO2020では準優勝を果たすなど、国際大会でも着実に結果を残している今は、まさにイングランド代表の最盛期が到来しているようです。
そんなイングランド代表の注目選手って言われても、正直多すぎる…
もう大会にエントリー可能な人数を超えてしまうんじゃないかと思うくらいたくさんの注目選手がいますが、今回はその中から8人をピックアップしました。

・ハリー・ケイン(トッテナム/イングランドFW、29歳)

まずはイングランド代表のエース、ハリー・ケインをご紹介。
前回のロシアW杯でも得点王に輝いた、まさにワールドクラスのストライカーです。とにかく決定力が桁違いに高いです。所属するイングランドの強豪トッテナムでも毎年のように2桁ゴールを決めるなど絶対的な存在になっています。
イングランド代表でもこれまで50得点を記録しており、ウェイン・ルーニーが持っている歴代最多得点の53得点を超える勢いです。
また、決定力だけでなく、前線からのプレスで守備にも貢献したり、味方のためにスペースを作ることにも長けており、多くの役割が求められる現代型FWの完成形とも言える選手です。
今回のカタールW杯でもイングランド代表のエースに君臨すると思われるので、どこまで得点を生み出してくれるのか、大きく期待ですね。

・ラヒーム・スターリング(チェルシー/イングランド FW 27歳)

イングランド代表の攻撃の主力であり、世界でも有数のアタッカーであるスターリング。
出生地はジャマイカですが、幼少期にイングランドに移住し、その後イングランド代表を選択しています。
17歳にして強豪リバプールのトップチームでデビューして、以後ゴールを量産。
その後移籍したマンチェスター・シティでも前線の主力として225試合で91得点を挙げる活躍を見せました。
今シーズンいっぱいでマンチェスター・シティを退団して、チェルシーに移籍することが発表されています。
イングランド代表にもコンスタントに選ばれており、これまで19得点を挙げています。
彼の持ち味は何といってもドリブル。サイドから中にカットインしたり、縦に速いスピードで抜け出したりと、突破力は折り紙付きです。
サイドでも中央でもプレーでき、まさに万能アタッカー。
今回のW杯でも、強烈なカットインから鋭いシュートをたくさん決めてくれるかもしれません。

・タミー・エイブラハム(ローマ/イタリア FW 24歳)

イングランド期待の若手選手の一人であるタミー・エイブラハム。旧約聖書の中心人物の一人であるアブラハムの名前を持っています。
チェルシーの下部組織出身であり、トップチームデビューしてからはしばらくアストン・ヴィラ等の他クラブにレンタルされていました。
当時イングランド2部にいたアストン・ヴィラでは、25得点を挙げてチームの1部昇格に大きく貢献し、その後チェルシーに復帰。当時のフランク・ランパード監督が若手を積極的に起用する中で、エイブラハムも一気にチームの主力へと台頭していきます。しかしその後は、チームの監督が交代するなどして、徐々にレギュラーから外れていき、昨シーズンはイタリアのローマに完全移籍しました。そして、ローマでは昨シーズン17得点を挙げる活躍で、チームに大きく貢献し、その実力を世に知らしめました。
イングランド代表では10試合3得点の活躍ですが、今後も攻撃の主力として呼ばれることでしょう。
エイブラハムの持ち味は、身長191cmの高さに加えて、スプリント力にも優れているところでしょう。相手DFの裏に抜ける動きも得意ですし、身長があるためポストプレーも充分にできます。センターフォワードとしての能力はピカイチです。(日本代表にもこんな選手がいてくれたらなぁ…)
今回のW杯でも、その活躍が楽しみですね。

・フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/イングランド FW、MF 22歳)

若くして世界有数の強豪チームであるマンチェスター・シティの前線の主力を務めるフィル・フォーデン。下部組織からマンチェスター・シティに所属しており、現在シティを率いている名将ペップ・グアルディオラからもその能力を高く評価されている逸材です。
彼は特徴は、とにかく前線のあらゆるポジションをこなせることです。センターフォワードからウイング、インサイドハーフもこなせるユーティリティプレーヤーです。
身体もしなやかでテクニックも超一流。ボールを簡単には失わないキープ力の高さや、空いてるスペースに良いボールを供給できるパサーでもあります。いずれにしろ、彼がどのような選手になっていくのか、その可能性は無限大。カタールW杯でもイングランド代表として招集される可能性が高いので、どんなポジションでどんな活躍を見せてくれるのかすごく楽しみです。

・デクラン・ライス(ウェストハム/イングランド MF 23歳)

イングランド代表の中盤の主力として活躍しているデクラン・ライス。ロンドン育ちですが、祖父母がアイルランド人であるため、ユース世代はアイルランド代表としてプレーしていました。その後、イングランド代表を目指すことを宣言し、現在はイングランド代表にコンスタントに招集されています。
彼は中盤でも、守備的MFとしての能力は世界最高峰です。相手のチャンスをことごとく潰す「潰し屋」として知られています。とにかく試合の流れを読むのに長けており、的確なポジショニングと対人戦の強さを生かして、次々と相手からボールを奪い取ります。空中戦の勝率やインターセプト数、タックル数、タックル成功率のいずれもプレミアリーグ有数の選手です。更にそれだけでなく、最近はパスの精度も上がってきており、フィニッシュにも絡んできます。まさに攻撃も守備もできるオールラウンドプレーヤーとして、更なる成長の途中。カタールW杯では、どのような進化を見せてくれるのか、とても楽しみです。

・メイソン・マウント(チェルシー/イングランド MF 23歳)

チェルシーの下部組織出身で、フランク・ランパード監督の元でチェルシーのトップチームで起用されて大ブレイクを果たした逸材です。昨シーズンも二桁ゴール二桁アシストを記録し、2年連続でクラブの最優秀選手に輝くなど、その実力は十分。
マウントは攻撃的MFであり、高い精度のキックを生かしてゲームメイクで力を発揮できる選手です。自らドリブルで持ち上がって精度の高いシュートも打つことができるなど、様々な得点パターンを持っています。
ゴール近くで彼がボールを持てば、相手にとっては大きな脅威でしょう。
イングランド代表でも、そのゲームメイク力を発揮して主力として活躍してます。
彼も23歳と若いので、これからも更なる成長が見込めますね。

・トレント・アレクサンダー・アーノルド(リバプール/イングランド DF 23歳)

こちらも若くして強豪リバプールの主力に上り詰め、イングランド代表でも右サイドバックを務めるアレクサンダー・アーノルド。
彼が右サイドから放つクロスボールは世界屈指の精度を誇ります。そのクロスでいくつもの得点を生み出しており、2019-20シーズンでは13アシストを記録しており、これがプレミアリーグにおけるDFとして1シーズンあたりの最多アシスト記録となりました。
これまでプレミアリーグ優勝や欧州チャンピオンズリーグ優勝など、様々なビッグタイトルを獲得してきているアーノルド。カタールW杯でも活躍して、イングランドを世界の頂点に導けるか、要注目です。

・カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ/イングランド DF 32歳)

マンチェスター・シティの不動の右サイドバックであり、イングランド代表でも定位置を掴んでいるプレーヤーです。イングランド代表ではセンターバックを務めることもあります。
年齢は32歳とベテランですが、非常に賢く、ポジショニングやカバーリング力もピカイチです。フィジカルも相当に強いため、相手にも当たり負けしないところも大きな強みです。
オマケに、スピードもかなりのもの。チャンスを見つけたら、一気に前線まで駆け上がることもできます。
イングランド代表の最終ラインを支えてくれる頼もしい選手ですね。
ちなみに、2019年の欧州チャンピオンズリーグのアタランタ戦で、ウォーカーが所属するマンチェスター・シティのゴールキーパーが負傷と退場によりいなくなってしまい、急遽ウォーカーがキーパーを務めることになったことがあります。その時も相手のフリーキックを止めるなどのファインセーブを見せ、無失点で試合を終える活躍を見せました。もしイングランド代表のキーパーに何かあっても大丈夫ですね。

○アメリカ代表(2大会ぶり11回目)世界ランク14位

世界屈指のスポーツ大国アメリカ。しかし、この国では野球、バスケ、アメフト、アイスホッケーなどが人気を博しており、サッカーの人気はなかなか上がりませんでした。そのため、サッカー不毛の国とも言われてました。
ですが、それも今は昔の話。現在のサッカーアメリカ代表には欧州でも実績を残している逸材が実にたくさんいます。
前回のロシアワールドカップでは、まさかの予選敗退を喫してしまいましたが、今回は見事に予選突破を果たしました。そして、昨年開催されたCONCACAFゴールドカップで2大会ぶりの優勝を果たし、選手達も大きな自信をつけたところです。
彼らの最大のターゲットは2026年のカナダ、メキシコとの共催ワールドカップですが、今回のカタール大会も、若手主体の勢いあるチームにとって大きな経験となるでしょう。
それでは、そんなアメリカ代表の注目選手を紹介していきましょう。

・クリスティアン・プリシッチ(チェルシー/イングランド FW・MF 24歳)

現在のアメリカ代表選手の中でも、最も欧州で実績を残している選手であり、代表チームのキャプテンも務めるプリシッチ。
ドルトムントのユースからトップチームに上がり、主力として活躍。イングランドの強豪チェルシーへと移籍を果たしました。チェルシーでは10番を付け、アメリカ人選手史上初の欧州チャンピオンズリーグ優勝を果たしました。
プリシッチはテクニカルなドリブルやパスが持ち味の選手です。テクニックだけではなく、爆発的なスプリントも大きな武器で、「アメリカのメッシ」とも呼ばれています。
若くしてアメリカ代表を背負う存在になったプリシッチがどんな活躍を見せてくれるのか、とても楽しみですね。

・タイラー・アダムス(リーズユナイテッド/イングランドMF 23歳)

こちらも若くしてアメリカ代表の中盤の主軸を担う選手、タイラー・アダムス。
ニューヨークレッドブルズのアカデミー出身で、同じレッドブル系列のライプツィヒに移籍し、今シーズンからイングランドのリーズに活躍の場を移しました。
彼の持ち味はユーティリティプレーヤーであることです。基本的にはボランチを担当しますが、サイドバックでもプレーすることができます。中盤ではボールハンターとして相手のボールをことごとく奪い取ることを得意としてます。また、攻撃においても的確なパスを出したり、スピードを生かして前線に上がるなど、まさに攻守共に高いレベルでこなせる万能選手です。
カタールワールドカップでも、その秘めたるポテンシャルが更に開花することを期待しています。

・ティモシー・ウェア(リール/フランス FW 22歳)

アメリカの期待の若手、ティモシー・ウェア。
彼の父親はそう、元リベリア代表であり、バロンドール受賞の経験もある現リベリア大統領のジョージ・ウェアです。もちろんリベリア国籍も持っていますが、幼少期を過ごしたアメリカ代表に入ることを決断しています。圧倒的なスピードとパワーを誇った父親の血を受け継ぎ、彼も一級品のスピードと決定力を持っています。
とはいえ、昨シーズンはフランスのリールで29試合3得点と、やや物足りない結果に。秘めたるポテンシャルはすごいものがあるので、今回のカタールワールドカップでその才能が本当に開花するのか、要注目ですね。

・ユヌス・ムサ(バレンシア/スペイン MF 19歳)

アメリカの若手の逸材ユヌス・ムサ。
彼の両親はガーナ人ですが、出生地であるアメリカ代表を選択しています。
アメリカで生まれてすぐにイタリアに移り、その後イングランドに移住。イングランドのアーセナルのユースでプレーしており、アンダー世代ではイングランド代表を選択していました。そのため、一番居住期間の短いアメリカ代表を選択した時は驚かれました。
そんな異色の経歴を持つムサですが、主にウイングやサイドハーフを主戦場にしています。一瞬の加速で相手を抜いて突破するプレーが持ち味です。中央でプレーしていたこともあり、パスでのチャンスメイクにも優れています。個の力でサイドを打開できる選手であり、今後も更なる成長が見込めます。カタールワールドカップでも活躍が期待されます。

・セルジーニョ・デスト(バルセロナ/スペイン DF 22歳)

オランダでアメリカ人の父とオランダ人の母の間に生まれたデストは、オランダの名門アヤックスの下部組織で高度な技術を学び、トップチームに昇格しました。アヤックスでも主力になった彼は、FCバルセロナに加入します。ちなみに、バルセロナとしては初のアメリカ人選手でもあります。
主にサイドバックとしてプレーしていますが、元々ウインガーだったこともあり、守備的な選手でありながら攻撃面でも抜群のセンスを持っています。両サイドでプレーできる技術にも注目ですね。
バルセロナでは厳しいポジション争いに晒されていますが、アメリカ代表ではスタメンを勝ち取って活躍してほしいですね。
ワールドカップでも活躍が期待されます。

・ウェストン・マッケニー(ユベントス/イタリア MF 24歳)

ドイツのシャルケでプロデビューを果たし、その後イタリアの強豪ユベントスに加入したマッケニー。ユベントスとしては初のアメリカ人選手でもあります。
彼の特徴は、とにかくユーティリティであること。中盤のポジションであれば、ボランチからセントラルMF、サイドハーフ。更にはセンターバックやサイドバックまでこなせるというから驚きです。スタミナも無尽蔵にあり、ピッチを縦横無尽に駆け回り、ハードワークも厭わないプレーヤーです。
アメリカ代表の中盤の要として、カタールワールドカップでも活躍してくれること間違いなしですね。

○イラン代表(3大会連続6回目)世界ランク23位

アジア有数の強豪、イラン代表。世界ランキングは現在アジア最高となる23位をマークしています。前回のロシア大会では、グループステージでモロッコに勝利し、ポルトガルと引き分けるなど、決勝トーナメント進出に惜しくも届きませんでしたが、強豪国相手に大健闘を見せました。今回のワールドカップ予選では、アジア2次予選で敗退する可能性もありましたが、しっかりと立て直して、最終予選では開催国カタールに続いて2番目にワールドカップ出場を決めました。今回は地の利がある中東での開催ということもあり、初の決勝トーナメント進出に向けて躍動してくれる可能性は十分あります。

・サルダル・アズムン(レバークーゼン/ドイツ FW 27歳)

イラン代表のエースに君臨するプレーヤー。イラン代表として63試合出場40得点という決定力を誇るストライカーです。186cmの長身に加えてテクニックもあるため、相手DFからすると非常に厄介な選手です。突破力もある上に、隙あらばどこからでもゴールを狙ってくる抜け目のなさも脅威です。
前回のロシア大会ではゴールを決めることはできませんでしたが、更なる進化を遂げたエースプレーヤーがカタールの地で大暴れしてくれることに期待ですね。

・アリレザ・ジャハンバフシュ(フェイエノールト/オランダ MF 29歳)

イラン代表の前線の主力であるジャハンバフシュ。オランダのAZで1シーズン21得点を挙げてオランダリーグの得点王になった実力のあるアタッカーです。欧州主要リーグでアジア人が得点王になるのは史上初でした。主に右ウイングでプレーしており、俊敏な動きを生かしたドリブルや、精度の高いクロスボールなどが大きな武器です。戦術理解度も高く、状況に応じた様々なプレーで攻守に貢献できる選手です。

・メフディ・タレミ(ポルト/ポルトガル FW 30歳)

タレミはポルトガルの強豪ポルトで活躍するアタッカーです。イラン国内のリーグで2年連続で得点王になると、ポルトガル1部のリオ・アヴェに移籍し、初の欧州挑戦にも関わらず、1シーズンで18ゴールを挙げ、ポルトガルリーグの得点王に輝きました。身長187cmの高さとフィジカルの強さを生かして、粘り強くゴールを狙う強力なストライカーです。
アズムン、ジャハンバフシュと共に形成する破壊力ある前線は、間違いなく相手にとって脅威になりそうです。

・サマン・ゴドス(ブレントフォード/イングランド MF 29歳)

昨シーズン、プレミアリーグに昇格して旋風を巻き起こしたブレントフォードに所属するゴドス。スウェーデン出身であり、スウェーデン代表としての出場歴もありますが、イラン代表への鞍替えを決断し、イラン代表の中盤の主力として活躍しています。
中盤でも攻撃寄りの選手であり、高い身体能力を生かしたミドルシュートなどが武器です。
プレー範囲も広く、自ら仕掛けることも、味方のパスの吐け口にもなります。
前線の選手たちが孤立しないように、しっかりとサポートする役としても期待されてます。

○ウェールズ代表(16大会ぶり2回目)世界ランク19位

今大会の出場国の中で、初出場を除けば最も長い期間ワールドカップ出場の期間が空いた国であるウェールズ。
本大会に出場するのは実に16大会ぶり、年数にして64年です。
今回のワールドカップは、プレーオフでウクライナ代表を下して本大会出場を掴み取りました。
近年のウェールズ代表は、主要な国際大会でも結果を残しています。EURO2016ではベスト4に進出する躍進を見せ、昨年開催されたEURO2020でもグループステージを突破するなど、欧州の強豪国とも戦える力を持っています。半世紀以上ぶりとなるワールドカップの舞台で大番狂わせを起こす可能性は十分に秘めています。

・ガレス・ベイル(ロサンゼルスFC/アメリカ FW 33歳)

ウェールズ代表選手の中でもトップクラスの実績と知名度を誇る選手です。
長らくウェールズ代表のエースとして活躍し、同代表最多得点記録を保持しています。
ワールドカップ出場を決めたウクライナ戦でも、得意のフリーキックから相手のオウンゴールを誘発する活躍を見せました。
ベイルはイングランドのトッテナムで頭角を表し、世界的メガクラブであるレアル・マドリードに加入します。レアルではカリム・ベンゼマとクリスチアーノ・ロナウドと共に強力なアタッカー陣を形成。3人の名前の頭文字を取って「BBC」と呼ばれ、得点を量産して、レアルの数々の栄光のタイトルに貢献してきました。
昨シーズンからはレアルでの出場機会は少なくなり、ついに長く所属したレアルを退団しました。今シーズンからは心機一転し、アメリカのロサンゼルスFCに加入しました。
ベイルの大きな武器は、世界最高速度も呼ばれたドリブルであり、ボールを大きく前に蹴り出して、得 スピードで相手DFを抜き去るドリブルが得意です。そしてキックの精度もパワーも高く、サイドから中央に向けて精度の高いクロスボールを送ることができます。
自身初のワールドカップでベイルがどのような活躍を見せてくれるのか、とても楽しみです。

・アーロン・ラムジー(ニース/フランス MF 31歳)

ウェールズ代表の中盤の要であるラムジー。
アーセナルやユベントスなどのビッグクラブでも活躍しており、今シーズンからフランスのニースに活躍の場を移しました。
ラムジーは攻撃と守備のどちらでも高いパフォーマンスを発揮できるオールラウンダーです。強靭なスタミナとボールコントロールに優れており、テクニカルな技術で相手選手をかわしてボールを運ぶこともできます。
いわゆる「ボックス・トゥ・ボックス」の選手であり、自陣のペナルティエリアから敵陣のペナルティエリアまで90分間走り通すことができる身体能力を備えいます。
ベイルと共に、年齢的にもこれが最初で最後のワールドカップになる可能性も高いので、悔いなく最後まで走り通してほしいところです。

・ダニエル・ジェームズ(リーズ/イングランド FW 25歳)

ウェールズ代表の若きスピードアタッカー。
イングランド2部のスウォンジーで頭角を表し、名門マンチェスター・ユナイテッドへとステップアップを果たします。その後は同じイングランドのリーズへ移籍し、活躍を続けています。
ジェームズは主に左ウイングを務めるアタッカーであり、スピードが大きな武器です。左サイドから中央にカットインしてシュートやパスを放つプレーが得意です。スプリントだけではなく、キックの精度も高く、チャンスメイクが得意な選手でもあります。
まだ25歳と伸び盛りなので、ワールドカップ本大会での活躍も楽しみな選手ですね。

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