プライベートフローリストのいる家族婚
パフォーマンスとして装花を楽しむ
季節の花が店内いっぱいに並ぶ花屋さん。好きな花をピックアップして、それらがフローリストの手で花束になっていく様子を眺めていると、気持ちが明るくなったり、ワクワクしたりしますよね。そんなワクワクを結婚式にも取り入れてみませんか。
一般的に、結婚式の会場装花は眺めたり写真を撮ったりして楽しむものですが、フローリストさんがパーティ中、付きっ切りでブーケや花束をつくったり、目の前で活け込む様子を見せてくれたら、より一層華やかなムードになるのではないでしょうか。特に少人数ウェディングは、スピーチや余興などの演出も少ないため、ゲストを飽きさせない演出としてもおススメです。ここでは、家族・親族のみの少人数だからこそ叶う、“プライベートフローリスト”によるフラワー演出を紹介します。
■ 生演奏をバックに花のライブパフォーマンス
会場内や受付周りの一角などにフォトブースとしても活躍するような大がかりな装飾を置くスタイルも人気ですが、その装飾をフローリストのライブパフォーマンスでつくってみてはいかがでしょうか。生け込みショーのBGMとしてピアノや弦楽器などの生演奏を入れると、より一層、華やかに盛り上がります。
フローリストがいれば、生け込まれた装花を、様々な形にアレンジしてその場を彩ることもできます。
フローリスト出張費は7~10万円程度
たとえば、フォトブースとしてしばらく楽しんだ後は、その生け込みの中からゲストと新郎に一輪ずつピックアップしてもらい、フローリストが新婦のためのブーケを束ねるといった、ダーズンローズのような演出。お開きの直前には、ゲスト全員へのプレゼントとしてミニブーケを。全員にプレゼントできるミニブーケは、70名前後のパーティでは不可能、20名前後の少人数婚だからこそ叶う演出です。このような演出を取り入れれば、生け込みショー・ダーズンローズセレモニー・ゲストへのプレゼントと一度で3回楽しめます。
こうした演出を行いたい場合、使う花材代のほか、7~10万円程度のフローリスト出張費がかかります。「高い!」と思われるかもしれませんが、70名前後のパーティの場合、ゲストテーブルの装花だけでも10万~30万円程度、さらにメインテーブルの装飾もかかることを考えると、コストパフォーマンスの高い演出ではないでしょうか。
■ 会場内に花屋さん!? フラワーブッフェという装飾
たくさんの花を載せたワゴンなどを会場の入口などに置くアイデア。まるで会場内に花屋さんができたような華やかな空間は、フォトスポットとしてはもちろん、プライベートフローリストがいれば様々な演出が叶います。
たとえば、フラワーブッフェの中から新婦のイメージに合う花を新郎に選んでもらい、その場で新婦のスタイルチェンジ用ブーケをつくる。また、パーティ開始前、入口のフラワーブッフェでゲストが好きな花を一輪ずつ選んでゲストテーブルの空の花瓶に生けてもらうという参加型演出も、フローリストがいれば色合わせなども素敵に整えることができます。さらに、パーティ中盤では、フラワーブッフェの花を使い、テーブル装飾のデザインに合わせて、新婦のブーケをつくるなど、ライブ感のある演出にもつなげられます。
フラワーブッフェはまさに、会場内に花屋さんが現れたような装飾。さらに、2人のパーティのためだけに、プロのフローリストが来てくれるというのは、他のパーティでは滅多にみられない、とびきりの特別感になるのではないでしょうか。
■ エスコートフラワーをお土産ブーケに
ゲストの席を案内するエスコートカードをお花に変えてみませんか。まず、受付でバラなどの一輪花に席番号の書かれたタグなどを付けて渡します。パーティ中に、フォトプロップス代わりに楽しんでもらえるほか、プライベートフローリストがいれば、テーブル装花やフラワーブッフェ、フォトブースなどの花と組み合わせてお土産用のミニブーケをつくるといったギフトも用意できます。
これまでにも、お開き後、テーブル装花をゲストにお持ち帰りいただく演出はありましたが、フローリストがいなければ、各々、ランダムに花を抜き取っただけ、包装も茎がむき出しになっていたり、ビニール袋に入れるだけなど乱雑になりがち。フローリストがいれば、花屋さんのミニブーケのようにかわいらしくアレンジしてもらえるので、持ち帰りやすく、帰宅後はそのまま飾ってもらえます。
-まとめ-
上品で華やかなエンターテイメント
「プライベートフローリスト」というアイデアは、スピーチや余興などイベントごとの少ない、シンプルな少人数ウェディングにおいては、上品で華やかなエンターテイメントとしてぴったり。もちろん、お花好きな新郎新婦やゲストにもおススメです。
定番演出ではなく、オリジナルアイデアなので、CORDY上でも商品として、ご紹介しているわけではありませんが、「素敵!」と思っていただけましたら、ぜひ、フローリストさんにご相談いただき取り入れてみてください。