「自信」と「客観性」は相互に影響しあっている?

コミュニティ心理学の期末課題をやるために、授業で配られた資料をもう一回読むことにした。授業で最も関心をもった「コンサルテーション」の部分を振り返って読んだら、引っかかるものがあった。

コンサルテーションを求めるコンサルティ側は、知識、技術、自信、客観性、役割のそれぞれに欠如があるから、ケースにうまく対応できていないと言われている。そのようなコンサルティを援助するために、コンサルタントにそれらを回復させる手腕が求められる。その中に、「自信」と「客観性」は相互に無関係ではなく、「自信」が増すと「客観性」も回復し、逆に「客観性」が取り戻せると「自信」も回復するそうだ。それを読んだときにすぐに理解できなかった。

自分には、自信も、客観性も欠けていると自覚している。人の気持ちや考えがよくわからないというコンプレックスと、自分がこう思っているからきっとそれに違いないという独断。しかし、その両方が欠けているのは、まさにそれらが関係しあっているからということを、一度も考えていなかった。

資料の中には、「コンサルィ自身が、自分のできていることを認められるようになると、それが『自信』となり、ケースに対しても、ケースが実際にやれている側面に気づけるようになり、『客観性』を取り戻していく」と書いてある。

自分の場合に照らして考えると、「自分のできていることとできていないことを認められるようになると、それが自信となり、他人に対しても、他人が実際にできている側面とできていない側面に気づけるようになり、客観性を取り戻していく」ということになるのか。

もしそれだったら、自分のできていることとできていないことは何なのかを”確実に”探し出して、”如実に”認めることになるのか。いままではそういう作業ができていないから、いろいろな思い込みや決めつけを持ってしまったのか。ところで、そういう作業はどうやってできるようになるのか?

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