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<今日の言葉001>幸運は、勇者に味方する。

進路を考える学生と話をしていて、何がしたいのかを聞くことがある。「いつかは起業したい」とか「できれば自分の力で仕事をしたい」そう言う学生は多い。

そしてそのひとたちによく言う。「いつか起業しようと思うなら、いますぐやってみるべきだ」と。かえって来る言葉は必ずこういうものだ。「まずは大企業にいって、人脈と力をつけてから」と。

彼らは3つ間違っている。ひとつはそう言ってる人間の大半は会社に入ってからもチャレンジないこと。もうひとつは、大企業なんかよりも自分でやるほうが必ず力がつくこと。もうひとつは、すでに君達にはその力があるのだということ。

なんだか偉そうに書いているけど、自分もそのうちの一人だった。大学院を出たときの自分には、そんな力なんて持っていないと思っていた。でもいま振り返って考えてみれば、力なんて別に必要なかったのだ。力とは結局、勇気そのものだから。あの時、ただ踏み出すだけでよかったのだ。失って困るほどのものなんてなにもない。

今の世の中は、踏み出す人が得をするようにできている。理由は簡単、それをする人のほうが少ないからだ。何かやりたいことを思いついて、実際にそれに行動におこす人はとても少ない。「もう少し準備してから」と多くのひとが考えて、一歩を踏み出すことに躊躇してしまう。でも本当は、人生に準備期間なんてない。当たり前の話だけど、新しい景色は、踏み出したひとにしか見ることはできない。

会社を作るなんて、ほんとうに簡単なことなのだからやってみればいい。幸運は、勇者に味方する。あの時の自分に一言を届けられるとしたら、この言葉だ。


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