2兆円超成長市場CCaaS開発(複数ユーザの一斉着信 - 録音その5) - クラウドPBX開発編-No.022
今回やること
いよいよグループ内線(一斉着信)の録音を完成させます。StopMixMonitor()を実行するChannelは、MixMonitor()と同じChannelでなければならないので、同一Channelでの実行になるように改修を行い、最後に録音ファイルのローテートスクリプトもあるべき場所へ移して完成です。
全記事共通ご挨拶
こんにちは、川田敏巳と申します。当記事をお読み頂き誠にありがとうございます。これまで10以上のSaaS事業開発にてCXOや先端技術研究室長を務めてきました。
ここでは、人気SaaSのコピー開発をシリーズ化して行い、技術とソースを公開していきます。新SaaS事業を企画されている方々に既存人気SaaSの内部技術を再現し提供致します。
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「2兆円超成長市場CCaaS開発 - クラウドPBX開発編」共通注意喚起!
このシリーズでは、Asteriskというオープソースを使用します。Asteriskの技術情報はネット上にも少なく、更にネット上のAsterisk関連の技術情報の中には避けるべき記事があります。
sip.confというファイルを使用している記事
MacroやDial()のMオプションを使用している記事
録音にMonitor()を用いている記事
いずれも既に非推奨であり使用してはなりません。ハマるきっかけになりやすいのでご注意ください。
前回のおさらい
前回の記事はこちらです。
前回は、Hangup Handlerという重要機能について説明し、Hangup HandlerがChannelに紐づく実行機能であるということをご説明しました。
Channelという概念が非常に重要であることは以前にもお話ししたことがありますが、前回の記事で、その意味がよくわかったのではないかと思います。
今回の記事でグループ内線(一斉着信)の録音が遂に完成しますので、ラストスパート頑張っていきましょう。
Hangup Handlerを設置する
confファイルのディレクトリに移動してください。
cd /usr/local/asterisk/etc/asterisk/circuit
現在のdialplanは以下の通りです。
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