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2兆円超成長市場CCaaS開発(複数ユーザの一斉着信 - 録音その4) - クラウドPBX開発編-No.021

今回やること

MixMonitor()の使用の際にはStopMixMonitor()がセットです。前回、グループ内線(一斉着信)の録音を実行することはできましたが、StopMixMonitor()が無いために不完全な状態です。これを完全なものにするにはStopMixMonitor()の置き場所が重要です。今回はStopMixMonitor()の正確な置き場所を作るためのHangup Handlerという概念について説明し、ハンズオンで実験をすることで理解を深めます。今回はちょっと概念説明的なので面白くないかも知れませんが、とても重要な機構の説明となるので飛ばさないで頑張ってくださいね。

全記事共通ご挨拶

こんにちは、川田敏巳と申します。当記事をお読み頂き誠にありがとうございます。これまで10以上のSaaS事業開発にてCXOや先端技術研究室長を務めてきました。

ここでは、人気SaaSのコピー開発をシリーズ化して行い、技術とソースを公開していきます。新SaaS事業を企画されている方々に既存人気SaaSの内部技術を再現し提供致します。

ハンズオン形式で提供し、実践の度にシステムが完成していくディアゴスティーニ型です。記事の内容に対する質問や講義のご依頼等ありましたらお気軽に以下よりDM、コメント等頂けますと幸いです。コピー開発して欲しいSaaSサービスのリクエストもお寄せ下さい。

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「2兆円超成長市場CCaaS開発 - クラウドPBX開発編」共通注意喚起!

このシリーズでは、Asteriskというオープソースを使用します。Asteriskの技術情報はネット上にも少なく、更にネット上のAsterisk関連の技術情報の中には避けるべき記事があります。

  1. sip.confというファイルを使用している記事

  2. MacroやDial()のMオプションを使用している記事

  3. 録音にMonitor()を用いている記事

いずれも既に非推奨であり使用してはなりません。ハマるきっかけになりやすいのでご注意ください。

前回のおさらい

前回の記事はこちらです。

前回はグループ内線(一斉着信)の録音を実装しました。通常の内線と異なり、録音に必要な情報の取得が少し複雑であるため、録音を実行する場所自体も異なるということをご理解頂けたかと思います。

ただ、まだ問題が残っていて不完全な実装です。今回は録音の不完全を解消するために重要なHangup Handlerという概念について説明し、ハンズオンで実験をすることで理解を深めます。今回はちょっと概念説明的なので面白くないかも知れませんが、とても重要な機構の説明となるので飛ばさないで頑張ってくださいね。

残っている問題のおさらい

confファイルのディレクトリへ移動してください。

cd /usr/local/asterisk/etc/asterisk/circuit

現在のdialplanは以下のようになっています。

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