ヒゲダンのLIVEは泣けるLIVEだった。

ヒゲダンのLIVEは泣けるLIVEだった。

曲と曲の合間に子供の泣き声が聞こえてきて、ボーカル&キーボードの藤原さんがそれをあやす声を出して会場からは笑いが起きていた。

その後も演奏はつづき、赤ちゃんの泣き声が聞こえた3回目くらいに藤原さんがあやすのをやめて話しはじめた。

「いや〜子供っていいなという気持ちが半分くらい……あとの半分はというと、子供を育てているお母さん、お父さんは本当に偉いと思います。本当に本当に。でも街中で子供が迷惑をかけてしまった親子を見かけて、肩身を狭くしてこの場所に来て申し訳ありませんという顔をしているお母さんお父さんを見たりすると、何とも言えない気持ちになる。そんなに気まずそうにしなくてもいいのになって。でもまぁヒゲダンのLIVEでは、おれたちがキングなわけじゃん?キングの言うことは絶対だから、ビゲダンのLIVEはこれからも誰でも自由に泣いていいし、笑っていいし、はしゃいでいい場所です。子育てってスゴいことで、その道を通った人も、これから通ろうとする人も、通らない人も、みんなの心を少しでも楽にするためにこれからも曲をとどけたい、次の曲は〜」

言い方や内容、記憶にたよるのでぜんぜん違うんですけどこんな内容のことで、まわりの人たちがほぼ泣いていました。

その中には多くのお母さんがいたんじゃないかと思います。大きな声で泣いて騒いだ子供のお母さんは、このLIVEのことを一生忘れないだろうし、このLIVEを観に来たお母さんお父さんはこれからも子供を愛しつづけるんだろうなと思いました。

そしてぼくがとくに感動したのは「(その道を)通らない人」という言葉です。このアドリブのMCでそこまで配慮できるのかと。1億人に聴かれる歌の歌詞をつむぐ想像力にひたすら尊敬の念を抱きました。紅白ではおなじく山陰出身のサウシードッグも出るので、こたつにみかんで応援するしかない。

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