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お母さんのコピーはむつかしい。

母の日の「あたしンち」の新聞広告が話題に。

「あたしンち」は読売新聞日曜版で1994年6月〜2012年3月で連載していたので、読売新聞に出したのではないかと思いました。当時、漫画を読んでいた読者はうれしいでしょう。

動画だと、より”お母さん”の迫力が伝わります。

ユニクロのSNSの投稿では、レアな髪型のお母さんも。

考えてみると、うちの家も、母は家族の主人公感があります。

ぼくの母の夢はコピーライターだったのですが、おなじタイミングで始まった日比谷花壇さんの花のサブスク「ハナノヒ」と「あたしンち」のコラボ企画のコピーを書きました。

ポップアップショップに向かうときに見えるポスターでは、お母さんを想ういろんな人の視点をコピーにしてみました。

これは社員のわたなべさんが書いたコピーですが、「あたしンち」のお母さんやぼくのお母さんを想像しました。このコピーにOKくれる日比谷花壇さん、すごい。

母の日当日に見かけたPOLAの広告で「さまざまな境遇から、母の日を心から祝えない。そんな人たちがいることも知っています。」という言葉がありましたが、世の中には、お母さんにいろんな感情をもつ人がいます。お母さんがいない人もいます。お母さんをプレッシャーに感じるお母さんもいるでしょう。広告はどうしてもひとつのお母さん像を固定してメッセージを発信しがちだと思うので、いろんなお母さん、お母さんを想う人の視点を表現できたらなと思いました。ふきだしの向きは、このポスターの下を通過する人たちの中には、そういう人もいるかもしれないと思ってのデザインです。

たとえば、母の母であるおばあちゃんや、はじめて母親として母の日を迎える人。

お父さんから妻であるお母さんに送るというパターン。あたしンちお母さんの鼻歌でおなじみの「情熱の赤いバラ」ですが、プロポーズにバラを贈る人ももしかしたらいるのかな、なんて想像しました。

ポップアップショップから駅のほうに向かうポスターは、お母さんの謎の鼻歌から始まります。

「♫じょ〜ねつ〜の〜赤いバラァ〜」ネタは、CDを出している権利の関係で今回は見送りました。

これは「あたしンち」で好きだった名言をもじったものです。

ここから、ふきだしの向きが「ハナノヒ」になります。

「敬老の日に、一年分のやさしさをもらうより、一年中、すこしづつ楽しいほうがいい。」というコピーがありましたが、母の日に同じことを思う人もいるかもしれません。ハナノヒを使えば、毎月花のある生活がおくれます。

ちなみに最初に考えていたコピーは、こういうものでした。

お花、ありがとう。
でもね、お母さんね、
自分で選びたかったわ〜。


----- 花屋さんで見て選べる「花のサブスク」

「花のサブスク」と言ってもピンと来ないと思いますが、ハナノヒは、毎月何本かお花屋さんに行って花をお持ち帰りできるサービスです。お花が定期的にとどくサービスはよくありますが、ハナノヒは「花屋さんで見て選べる」というところが特徴です。

ただ、これをいきなり言ってもなかなか伝わらないと思ったので、ぼく判断でコピーを変えさせてもらいました。

今回の「あたしンち」コラボ企画は、ぼくが日比谷花壇さんに持ち込みで提案したものです。以前お仕事をごいっしょした担当者さんにメールを送ったら、快く受け入れていただき社内を必死に通してくたざって実現できました。その担当者さんは、今日もポップアップショップに立たれています。

どデカいお母さんのステッカープレゼントもしていますので、ぜひ行ってみてください。

場所わからなかったら、駅員さんに聞いてみてください。JRの駅員さんに聞きましたが、快く教えてくれました。

「ハナノヒ」はコチラから🌹
https://shop.hana.com/

みんなでコピーを書くサークルもやってます。
https://note.com/copy/circle


個人的なサポートはいりません! 日本一のコピーライターサークルのメンバー募集中です! メンバーとしてサポートしてくださいませ🙇 https://note.com/copy/circle