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私の昭和歌謡94  黒ネコのタンゴ 1969

うきうきとタンゴにのっておしまいはアジの干物で興醒めの歌


ボーイソプラノが歌うってとこがよかった。
しかもタンゴ。

前のめりにどんどん歌う。
幼い子供の歌は、呪文のようだ。暗記を忘れないように、味わったりしない。

熱唱系もいいが、それにうんざりしていた頃、こういう歌は爽やかで、たちまちヒットした。男の子で色気もないし、すぐに覚えて歌えてしまう。

家事を手伝う昭和の子は、こういうリズムがいい歌が好きだった。嫌な手伝いも、🎵 タンゴ タンゴ タンゴ🎵と口ずさんでささっと終えた。

聴いてすぐに覚えて歌えるし、気持ちのいい展開だし、それで、エンディングはどうか?というと、私はすごくがっかりした。

チャーミングな黒ネコは、私のイメージでは、コケティッシュなミニスカートの加賀まりこみたいな女の子だった。

それが、最後の歌詞は・・・
🎵だけどあんまりイタズラすると
 あじの干物は(ニャーオ)おあずけだよ🎵

えー!何それ?
あじの干物って?
急に私のイメージは
しょう油顔の女の子に返信してしまった。

30年後1999年にまた子どもヒットが出た。
「だんご3兄弟」これもタンゴだ。

私は密かに2029年にまたタンゴの子どもヒットが出ることを期待してやまない。予言でもあるぞw

子どもの声ははかない。短い命だ。だから貴重だし、感動もある。

私が今まで聞いた日本の歌のなかでは、
大橋のぞみの「ポニョの子守唄」
🎵ねむい ねむい ねむい くらげのベッド ねむい🎵
テーマ曲じゃなくて、こっち!

本当にかわいくて、
ねむい・・・って半分目が閉じかけの、声なんですよーーーーーーww

これはYouTubeでアップされてないんで、工夫して聞いてね。
私はサントラCDをなぜか持ってるんです。

おっと話はそれました。
当時6歳で「黒ネコのタンゴ」を歌った皆川おさむくん。
現在61歳で、東京のひばり児童合唱団の代表をしている。



【参考資料】


加賀まりこ WIKIより


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