書くの効能。(書くチャレ2‐1)
足踏みしている。
そう、私は何か月も足踏みしている。
いや、何年も、かも知れない。
覚悟を決められずにいる、という点においては本当に何年も足踏みしている。
短い会社員時代に、直属の上司から
「あなたは面倒くさがり屋でのんびり屋だよね。」
と言われた。
動きが遅くて判断・実行力が低いからだ、ということだった。
でも私は基本的にとてもせっかちだ。
人のことは待てないし、優柔不断に見える夫にはイライラするし、意見のすり合わせは苦手でこうと決めたらさっさと進めてしまいたいほうだ。
でも忙しいのは主に頭の中だけで、身体的にはスローだったらしい。
その頭の中を外に上手く出すことができずにいるのだ。
それを何年も足踏みしている。
私は革製品を作る仕事をしている。
かれこれ13年ほどになるだろうか。
自分のネームの入った商品を出さずに、下請けを続けていた。
直接注文をもらった時はネームを入れていたが、数えるほど。
そして本当は革製品を作る場を作りたい。
会社を立ち上げたいということではなく、革で何かを作ってみたいという人に、そのとっかかりになる場を提供したいのだ。
ものづくりがとても楽しくて奥が深くて、ワクワクして自由なものだと教えてくれたお師匠のように、そういうことを伝えられ感じられる場を作りたい。
とても小さい規模でやっていたことはあった。
でも教えていた人数もとても少なく、生徒さんの都合もあり1年弱で終わった。
いつかまたやろうね、と口約束をしたままで止まっている。
場所がない。
技術が足りない。
知名度が、材料が、・・・・・
あれがまだ足りないから、これがまだ不十分だから、と先延ばしにしている。
でも一番足りないのは、たぶん、覚悟。
自分はこれをやるんだという覚悟。
この程度で、なんて思われたらどうしよう。
今年の6月に自分が所属する自分軸手帳のコミュニティーで、自分はネガティブの殻を破り、且つそうだった自分を受け入れた、といった内容のプレゼンをした。
それをやったはいいものの、また自信の無い元の自分が勢力を復活させてきていた。
だって私なんて。
そうやって逃げていれば大きな失敗しないで済むもんね。
大きな成功も手に入らないけどさ。
無くすよりマシじゃん?
・・・無くすより?
何か無くすものあったっけ・・・?
あれ、もしかして、私は足踏みし続けるための理由を探していたのか?
何のために?
めんどくさいから?
のんびりしたいから?
何か自分の中の決定的なものに気づいてしまったような気がする。
恐るべし書くチャレ!!!
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