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赤の他人、バンザイ

先日のアカデミー賞、みました?
私の激推し映画である、
『すばらしき世界』が最優秀作品賞とはならず、
ちょっとしょんぼりでした。

ちょうど昨年の今頃、
1人で映画館へ観に行って、
放心状態で家路についた日がすごく昔に感じる。

あ、『すばらしき世界』を知らない方もいると思うので、さらっと概要をば。
殺人の罪で、13年間という月日を刑務所で過ごした役所広司演じる元ヤクザの三上という男が、出所後に赤の他人である方々のサポートを受けながら、カタギとして生きていこうと奮闘する様を描いた、実在する方をモデルにした映画です。

私が、(当時のプライベートなことも踏まえて)この映画から得たものを1つ挙げるならば。

『親族という身近な存在には、解決しづらい問題がある』ということ。
言い換えると『赤の他人だからこそできるサポートや提案もある』ということ。

他人だからこそ、一歩引いた客観的なアドバイスができたり、サポート自体の幅が拡がるんだなー、と痛感させられた映画でした。
劇中においても、身内のいない三上に対しそれぞれのやり方でサポートをする「赤の他人」の姿がとっても印象的だった。

私が現在キャリアアドバイザー(いやなんか横文字で書いたらイキってる感満載)として、日々業務に従事するなかで、目の前にいる求職者の方と「赤の他人」として出会うことができているからこそ、試行錯誤を重ねて向き合わせてもらえてるんやろなと、思う。

まじで、赤の他人で良かった。
遠い存在で良かった。
私にできることが、そこにはある。
赤の他人、バンザイ。

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